桜枝巧さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 午前五時冷蔵庫から納豆と世界をひとつ取り出している 平成二十八年十月十一日 6 もっと見る
- きっと今私は幸せなのだろうガレット・デ・ロワひとりで食べる 平成二十八年十月十一日 6 ガレット・デ・ロワ：中にコインが... もっと見る
- いづみより月行燈のめぐみとてきみがすくひしうきくさの名は 平成二十八年十月十日 7 月行燈（つきあんどん）；外を歩い... もっと見る
- 満月を掬わんとする幼子の手杯の爪のベイビーピンク 平成二十八年十月十日 6 手杯（てつき）：水を掬う時の手の... もっと見る
- あの女性の首筋香る鈴蘭のような伽雨 ぼくを殺して 平成二十八年十月十日 6 伽雨（とぎあめ）：傘の中にも入り... もっと見る
- 秋風は田の白金の声を聞く今年も僕らはここで生きてく 平成二十八年十月十日 4 田の白金（たのしろかね）：命を支... もっと見る
- 「さよならもからから笑う老い立ちのようなコーヒーショップにいるから」 平成二十八年十月十日 4 老い立ち（おいたち）：樹齢を重ね... もっと見る
- 透き月の裏側ひそむ暗闇に沈み込むよう枯れてゆきたい 平成二十八年十月九日 5 透き月（すきづき）：太陽が明るい... もっと見る
- 翳り地かごめやかごめかごの中夕日を沈めて遊びましょうか 平成二十八年十月九日 7 翳り地（かげりつち）：雨雲が空に... もっと見る
- 薄暗き台所の隅ゆるゆると滲み入るやうに飲む月溶湯 平成二十八年十月九日 4 月溶湯（つきどけゆ）：ホットレモ... もっと見る
- 幽月の優しさを知るブルカニロ博士は何も言わずに消えた 平成二十八年十月九日 3 幽月（かくりつき）：雲がないけれ... もっと見る
- ゆうらりと芽来り顔出すうきくさに月が綺麗と宣う君は 平成二十八年十月九日 6 芽来（めく）：一度は枯れたように... もっと見る
- 仕掛け絵本も閉じて開けば元通り真っ赤なアリスの夢は醒めない 平成二十八年十月七日 5 25話。盛大な字余り、自己責任ア... もっと見る
- （夏はもう居ないはずなの）蚊に刺され爪痕ひとつ残してみたんだ 平成二十八年十月六日 4 ぷっくりと腫れた虫刺されに爪を立... もっと見る
- 例えればだあれもいない街角で朝一番にゴミを出すこと 平成二十八年十月六日 4 もっと見る
- 兄はまた背中で語る パーカーのフードについた猫毛は取らない 平成二十八年十月六日 4 （トド松） もっと見る
- （どふせまた意地張ってんだらう）姿勢よき兄の背中をじつと見つめる 平成二十八年十月六日 3 （一松） もっと見る
- サイリウムと野球バットを握りしめぼくらの「ふつう」は宇宙を駆ける 平成二十八年十月六日 4 （十四松） もっと見る
- 閉ざされた部屋。ほこりを被る電飾の赤い金魚はくるくる回る 平成二十八年十月五日 8 24話。末弟であるトド松は、おそ... もっと見る
- 赤色はヒーローの色、「１」の色ぼくらはきっと前だけ見てる 平成二十八年十月五日 4 十四松は兄の弱さを知りながらその... もっと見る
