桜枝巧さん
のうた一覧
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数年前元バス停に捨てられた公衆電話がきちんと光る
令和五年六月六日
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標本のような昼間だ ねこ柄の枕の下へ丸まる背中
令和五年六月六日
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まずここを押してくださいまわらない回転寿司でも愛してください
令和五年六月六日
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夕景が丸いってこと知っていて頷いてくるひとのいる町
令和五年六月六日
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オーダー品だけが流れていく寿司の望まれたぶん生まれるたまご
令和五年六月六日
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膝に在る記憶の重みごと全て拐いたい夜の君の横顔
令和五年五月二十二日
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足裏の指の付け根を洗うとき貴方が全てだったと気づく
令和五年五月二十二日
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ぼんやりと吊り下げられた照明の花弁を掬う仕事がしたい
令和五年五月二十二日
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何にでも成れたはずだろ鮮やかなペットボトルのかさぶたを剥ぐ
令和五年五月二十二日
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ひとめぐりぶんの春夜と名をつける小さくなったイモリの白腹
令和五年五月二十二日
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腐敗する水無月 明日の心臓を冷蔵庫から取り出す深夜
平成三十年六月三十日
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夕立は冷たい 涙を吸い込んで夏を吐き出す君は透明
平成三十年六月三十日
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ベランダのナスの隣に植えている君が残した親指の爪
平成三十年六月三十日
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巡りめぐる地球の過去が降りてくる季節に僕ら恋をしたのだ
平成三十年六月三十日
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わたくしに成り損なったもの達の化粧ポーチの隅のじめじめ
平成三十年六月三十日
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所有物なんて言葉は重すぎて「私の」の「の」は小さめに書く
平成三十年四月十日
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ざらついた幸福たちは今晩のシチューの所為だと信じていたね
平成三十年四月十日
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何もかも許されたい夜くらいある羊の眠る柔らかい夢
平成三十年四月十日
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桜色の恋をください 春風に散ったとしてもまたねと言える
平成三十年三月十七日
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君の言う春一番の例としてアスパラガスの茎を手折った
平成三十年三月十七日
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