高松 蓮さん
のうた一覧
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下手くそな 大道具ばりに 真っ青な 空に 巨大な綿雲 ふわり
令和四年三月六日
5
2022/3/6 12:10 ...
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マフラーを はずす襟元 久々に イミテーションの パールネックレス
令和四年二月十六日
7
2022/2/16 16:00 ...
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湯気越しに見ゆるタイルを架ける糸 お前の業か か細き蜘蛛よ
令和三年十二月二十九日
2
2021/12/28 22:00...
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電線の 半ばで陣取る 鵯よ 今年を思う 空青き朝
令和三年十二月二十日
9
2021/12/20 8:55 ...
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続々とメダカ死にゆく水槽で 黙々と貝に食われる骸
令和三年九月二十九日
9
2021/9/28 17:00 ...
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木の葉かと 見紛うほどに 頼りなく 屋根に舞うのは アゲハなりけり
令和三年五月三十日
5
2021/5/30 16:20 ...
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三角に 群れ飛ぶ鳩の 羽ばたきの 白に朱差す 午後の青空
令和三年二月二十四日
6
2021/2/24 16:10 ...
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舗装路で 千々に埋もれし 落葉の 色薄きかな 冬は来たれり
令和二年十二月十日
9
2020/12/10 9:50 ...
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紅葉の 色移りけり いたずらに 終わりかなしき 輝きの秋
令和二年十一月二十四日
4
2020/11/24 9:25 ...
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道路脇 叢に見ゆ 空蝉よ 過ぎし夏の日 昨日のごとし
令和二年十月六日
7
2020/10/6 10:40 ...
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名月も いつもの月と 変わらねど 変えて見せるは 美しさかな
令和二年十月三日
4
2020/10/1 20:00 ...
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ビルの上 雲間に沈む 十日月 夜中の烏 月を惜しむか
令和二年九月三日
5
2020/8/30 1:30 ...
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玄関の 前でばたつく アブラゼミ 見捨てた次の 朝の気まずさ
令和二年九月三日
8
2020/8/18 11:30 ...
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避雷針 折らんばかりの 綿雲は 音もたてずに 急ぎ流れる
令和二年九月三日
4
2020/9/3 13:00 ...
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実を切って 種があったら とりあえず 蒔いてみようか 小さな楽しみ
令和二年八月二十九日
4
2020/8/29 19:00 ...
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半月が とろりとおいしそうに見えた 疲れているのか もう秋なのか
令和二年八月二十五日
11
2020/8/25 19:25 ...
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自転車の 点灯具合の 確認に ハンドル揺らす 涼風の刻
令和二年八月十五日
6
2020/8/15 18:50 ...
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十万の子海に放つ アカテガニ 静かに見守る 満月の夜
令和二年八月八日
6
2020/8/4 19:00 ...
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置き配を 取り込むドアの 隙間から 潮のにおいと 霧雨の音
令和二年七月六日
6
2020/6/30 14:00 ...
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一ミリに 満たない水で ひた泳ぐ 五ミリの針子の 強きいのちよ
令和二年六月二十六日
5
2020/6/11 8:30 ...
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