ななひとさん
のうた一覧
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いちめんの換気扇である。一人の男がひたすら思い詰めているのである。
平成二十一年十月二日
6
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夢に降り注ぐホーホケキョの群れが責め立てるガイガーカウンターだらけの街。
平成二十一年十月二日
5
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分裂した少女状のかたまり。鬱血した舌が、びらびら「こんにちは」を振り撒く
平成二十一年十月二日
5
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カマンベールに指を突っ込む。秒針の鋭利に欲情する乙女よ。
平成二十一年九月三十日
5
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ゾウリムシの真実である。給湯管からやわらかな憔悴が這い出る。
平成二十一年九月三十日
4
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回転する苦労をべろべろ舐めるのだ。日干しの蛙が塩漬にされている。
平成二十一年九月三十日
3
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ぼぶーんとぼくが言い、ばぶーんとあなたが言う、そんな関係。
平成二十一年九月二十六日
8
いつまでもぼぶーんばぶーん。
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増殖する ばらんぼりあ 少女が うふふふふふ と笑っている
平成二十一年九月二十五日
8
ばらんぼりあの世界。
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ここは歯だらけである。見上げることは許されていない。
平成二十一年九月二十五日
1
歯だらけである。
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にんげん の ゆび ゆび ゆび みぎの 耳から ぽろぽろ おちるよ
平成二十一年九月二十五日
1
ひだりは静かである。
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くちびる から 落ちるよ それは わたくし だよ。
平成二十一年九月二十五日
2
それも、わたくしである。
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騒音である 首がある 指のないかたまりが わたくし の ゆりかご
平成二十一年九月二十五日
3
ここには音はない。
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並木道である 道がぶ厚い舌になってうねる
平成二十一年二月二十五日
2
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反射鏡だらけのバスのなか病人の目玉に蛾が震えてゐる
平成二十一年二月十二日
7
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凝固 した 女の足 に 笑う 真っ赤な 唇 が ぶつり 噛み切る
平成二十一年二月十二日
2
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拒絶 に 咲く 灰色の花 不意に流れた 青い 心音
平成二十一年二月十二日
8
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座礁船に揺れるブランコ キリ キリ 共振する心臓
平成二十一年二月十日
6
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シャッターの風景噛みちぎる長身の青年鼻から上がない
平成二十一年二月十日
1
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電話ボックスに詰め込まれた裸体肉塊垂れ下がる脂の中で虫が哄つた
平成二十一年二月十日
1
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瞳のなか錆びたのこぎり噛み潰す半獣 土石流を舌がさかむきに舐める
平成二十一年二月九日
2
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