ななひとさん
のうた一覧
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弧を描く憂鬱。やさしいてのひらに降り注ぐ弛緩。存在しない人達が気球を放つ
平成二十一年十月二十六日
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わたくしの心は低く流れる。滑り落ちる憂鬱な快楽。私の視界は回遊し、群れをなす
平成二十一年十一月四日
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騒音である 首がある 指のないかたまりが わたくし の ゆりかご
平成二十一年九月二十五日
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ここには音はない。
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回転する苦労をべろべろ舐めるのだ。日干しの蛙が塩漬にされている。
平成二十一年九月三十日
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夢に沈みクジラ眠る夜ふたたび呼吸する涙色の猫ゆるやかに廻るよ
平成二十一年十月三十日
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消毒されてゆくよ わたくしのこの花 ゆらゆらと低空に もうここにない詩
平成二十一年十月十六日
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ぞりぞりぞり、ぞりぞりぞり、とつぶやくのだ。それはあなたの左側だけの夢。
平成二十一年十月十六日
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あなたは柔らかいから赦されるのです。人々はひたすら目をつむるのである。
平成二十一年十月二十六日
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ぽこぽこんぽこん、と脳みそを叩き続ける子供らのことは、もう考えまい。
平成二十一年十一月四日
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指です。液体に口づけ皮膚のあなた呼吸に合わせ夢は崩れこぼれ落ちる。
平成二十一年十一月五日
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死にゆく目遅延の足音緩慢に毒色のそら繰り返し氾濫する。
平成二十一年十一月六日
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保護シートがうまく貼れない 終わった
平成二十一年一月二十四日
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空気…。
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漁船を飲み下す目玉に鱗 鱗 鱗
平成二十一年二月八日
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神経質な多頭植物蛾の胴体べろべろ舐める
平成二十一年二月八日
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錯乱地下鉄噛みながら収入印紙のハンコを削っている
平成二十一年二月八日
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非人称縫い付けられた唇横転する貨物車埋没がゆっくり目を見開く
平成二十一年二月九日
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反響する顔 顔 顔 雑音狭窄してゆく裏面は言葉知らぬ子供の皮膚
平成二十一年二月九日
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瞳のなか錆びたのこぎり噛み潰す半獣 土石流を舌がさかむきに舐める
平成二十一年二月九日
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凝固 した 女の足 に 笑う 真っ赤な 唇 が ぶつり 噛み切る
平成二十一年二月十二日
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並木道である 道がぶ厚い舌になってうねる
平成二十一年二月二十五日
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