ほたるさん
のうた一覧
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悲しみと迷いの中でもがく時人はきっと歌を詠むのです
平成二十一年十月十四日
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「文学は不幸の木に咲く花です・・...
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啄木を読めば故郷いと恋し。今は空き家となりし我が家
平成二十二年三月六日
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故郷は、遠くなってしまいました・...
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ああどうせ、倫理観とか面倒だし自分の価値観信じればいい
平成二十二年三月八日
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幼き日 迷い入りたる子雀を放したくないと泣いた思い出
平成二十二年三月二十五日
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母に「すずめのお母さんが探してる...
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春の風ふいにわたしの頬かすめ閉じ込めるべき事思い出す
平成二十二年三月二十五日
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純白のチュチュとサテンのトウシューズ踊る娘の指草若葉なり
平成二十二年三月二十八日
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幼き日の娘の舞台を思い出して・・...
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考えが混乱したまま立ちすくみ言葉にできない戸惑いの日々
平成二十二年三月二十八日
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頭の中で考えていることを「言葉」...
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うつせみの世間のことは さておいて わたしはわたしと突っ張ってみたい
平成二十二年四月二十三日
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できそうで、なかなかできないこと...
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鞄にはいろんな物が入ってる歌の種とか君の嘘とか
平成二十二年五月一日
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連休の空近く在る図書館の音無き庭にカラスの孤独
平成二十二年五月二日
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ビルの8階にある図書館の庭は地上...
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逢ひたいと願へば三日月俯きて二人の間に夜の紫陽花
平成二十二年五月十五日
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しろたえの衣更えればまたひとつ季節と君と 我に積もりゆく
平成二十二年五月二十九日
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また今年も夏が来ますね・・・
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ようするに、わたくしでしか在り得ないことに気付けば意味ある生かな
平成二十二年六月三日
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強がってみるのも意味あることかも...
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機械の顎で噛み砕かれゆくアパートに人格を見る。硬き紫陽花。
平成二十二年六月五日
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駅前の開発が始まっています。便利...
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十年の時が過ぎてもわが恋は逢瀬の数のみ濃縮されゆく
平成二十二年六月十七日
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雲重く 空気湿りて 体内に泥のごと積もる疲れを拒めず
平成二十二年六月二十九日
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蒸し暑くジメジメした日が続くと、...
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叶わない想いは甘いチョコレート 叶わぬままで、舌にころがす
平成二十二年七月一日
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叶わぬ想いはいつまでも甘く切ない...
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あかねさす紫の花、紫陽花の朽ちて悔い無し曇天の空
平成二十二年七月一日
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紫陽花は色褪せ、また今年も眩しい...
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ひさかたの君待つ雨の日暮れ闇 前世に抱きしめられる心地して
平成二十二年七月十三日
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日没直前の薄明かりと、降り続く雨...
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恋人の瞳を真っ直ぐに見る夏は嘘も真実も同じと思う
平成二十二年八月一日
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あつい夏です
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