ほたるさん
のうた一覧
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無意識にストロー回す休日の窓越しに見る雨が好きです
平成二十三年五月二十八日
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な~んにもしないで、雨を見ている...
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あの人のはっきりしない本心をとろとろ舐めれば朧月かな
平成二十三年六月十六日
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今夜はとろりと、朧月でした
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二人には平行線の溝がある決して混ざり合わないために
平成二十三年八月七日
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カーテンに強い思いを吸い取られ器に落ちる夕刻の光
平成二十三年八月十四日
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湧き上がる嫉妬の渦を飲み込んであなたのグラスにワインをそそぐ
平成二十三年九月十九日
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題詠ブログ、いよいよ煮詰まって・...
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前世では男の子だったかもしれぬ工事現場のクレーンが好き
平成二十三年十月二十九日
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どうしてなのか自分でも不明。なぜ...
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福島の新米届きその白さ甘さを今年も感謝するのみ
平成二十三年十一月二十一日
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夫の実家、福島から毎年新米をいた...
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何もかも壊してしまって最初から素足でキュッと踏みしめたい夏
平成二十一年七月九日
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「少年」と「男」を混ぜる匙加減 無意識故に罪深き人
平成二十一年八月四日
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左手の指輪の跡も消えうせて 今はあなたを焦がれる指先
平成二十一年九月七日
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メモ帳に閉じ込められた葛藤を 思い出にするのは耐えがたき苦しさ
平成二十一年十月九日
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いつもバッグの中にある小さなメモ...
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秘密という ミツをたっぷり閉じ込めた小瓶があります。心の自由
平成二十一年十二月十五日
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辛くても捨てない小瓶と心の自由
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ありふれた日常の中に日々ありてどこかなじめず桜また咲く
平成二十二年二月六日
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いつまでも どうどうめぐり 春が...
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柔らかなわたしの爪はすぐ欠ける。心強しと思えど脆く。
平成二十二年二月十四日
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きれいにカットしてマニキュアを塗...
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何という理由もなくて頬つたう涙ぬぐわず啄木を読む
平成二十二年二月十八日
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置き去りのビニール傘はドトールの椅子にすがって雨粒ばかり
平成二十二年三月六日
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ただ単純に忘れ物のビニール傘です...
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口にすれば二度と消せない言の葉の美しく強く魔物でもあり
平成二十二年三月二十九日
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一度口に出してしまった言葉はいく...
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玉手箱 飲み込んだ鍵の重さあり胸のつかえを噛み締め生きる
平成二十二年三月三十一日
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絶対に開けてはいけない玉手箱
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目を閉じて言葉もなくて お母さんもう少しだけ頑張るから見てて
平成二十二年四月十六日
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眠ったままでも、わたしのお母さん...
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わが日々の明日を探れど何も見えず歌にかすかな光を求む
平成二十二年四月二十五日
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