リクシアナさん
のうた一覧
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打たずとも朧くだける秋虹の渡るすべなき夢の架け橋
平成二十八年九月十二日
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食糧が尽きて封切る御鏡の二百二十日に雑煮は美味し
平成二十八年九月十一日
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乾パンとコントレックス枕辺に沿海州の風よむ秋のカタルシス
平成二十八年九月十日
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秋雨の朝のコーヒー香りたち鋳物ストーブに早や火の入る
平成二十八年九月九日
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忍びよる秋の夜風の冷たさよ綿の間着に白湯飲むゆうべ
平成二十八年九月八日
22
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足早に時は過ぎゆき花を急く芙蓉の風に紅まよう朝
平成二十八年九月七日
23
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シグナルの滲む窓 助手席の背に肩裄を抱く君の横顔
平成二十八年九月六日
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乗るはずのバスを見送りぽっかりと空いた心を満たすダージリン
平成二十八年九月五日
21
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いびつなるマロニエの実を手にとれば古き小窓に讃美歌こぼる
平成二十八年九月五日
17
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古本の匂いに噎ぶ書架高く活版堅き啄木歌集
平成二十八年九月四日
22
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三合の糯米染めし煮小豆の蒸籠に白き鎮守の幟
平成二十八年九月四日
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とりどりに色を変えゆく暮れ葉月襟に重ねる夕紅葉かな
平成二十八年九月三日
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草分かつ風に枯れゆく荒庭に初菊ひかる夕焼けの窓
平成二十八年九月二日
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待ち人の来たらぬままに末吉の小雨に結ぶ夕虹はるか
平成二十八年九月二日
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雨わだち嵐の痕の地上絵を実りの神は如何に見るらむ
平成二十八年九月一日
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鈍行に秋津まぎれて発車ベルともに風みる根室本線
平成二十八年八月三十日
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昼つかた日傘ひらけば煽られて秋蝶たゆたう野分の兆し
平成二十八年八月二十九日
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この身ひとつひとつ限りぞ姿見の帯負う背なの茜雲ゆく
平成二十八年八月二十八日
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君くれし遠い夜空の子守歌我おくる歌いかに聞くらむ
平成二十八年八月二十七日
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夏服の包み釦一つ壊れ七つ揃える白蝶釦
平成二十八年八月二十七日
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