リクシアナさん
のうた一覧
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リラ便り届きし今朝の食卓に白き穂先のアスパラ上る
平成二十八年五月十四日
15
旬!
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新緑を窓に流して特急の光るボディで街を飛び出す
平成二十八年五月十三日
19
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ビル風に揺れる木立のカフェテラス カップに溢れる街の喧騒
平成二十八年五月十三日
18
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枯れぬまま散りゆく性の花吹雪風は鎮まり時はためらい
平成二十八年五月十一日
23
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緑風にしなる細枝の雪柳可憐に揺れる白き花の緒
平成二十八年五月十日
21
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時だけが通りすぎ去るフレームの視界を舞うは季節ひとひら
平成二十八年五月九日
18
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雨混じり花房乱る青嵐花びら浴びてくぐる並木路
平成二十八年五月七日
17
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花曇り紅を緩めて七分咲き皐月の風に揺れる花影
平成二十八年五月六日
13
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見渡せば雲海ひらく桜色 市街地望む丘の擁壁
平成二十八年五月五日
15
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庵にも浮世の時は流れゆく桜数える窓に五月雨
平成二十八年五月四日
14
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雫形みどりの蕾色を秘め披露目の日待つチューリップかな
平成二十八年五月四日
13
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淡く濃く黄色く揺れる水仙は棚田の畦に花を連ねて
平成二十八年五月二日
20
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春雨が霙に変わり雪になりただその庭に水仙は咲く
平成二十八年四月三十日
19
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しゃんしゃんと鈴音鳴らす薄紅のツリガネソウは誰を呼ぶのか
平成二十八年四月二十九日
16
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横顔の舌打ち一つ朝の月さくらに逢えぬ 空は快晴
平成二十八年四月二十七日
13
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夕闇に灯る辛夷の白き花まねく裾野の闇み深まりし
平成二十八年四月二十七日
16
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そよ風に桜の便り訊ねても時が来ればとただそればかり
平成二十八年四月二十四日
21
あと一週間!
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天気図に網掛け模様大陸の黄砂も運ぶ春の風かな
平成二十八年四月二十四日
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渓流に掛かる梢に四十雀さえずり高く木々を結んで
平成二十八年四月二十四日
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夕空に潜みて昇る朧月暮れゆくほどに満ちる姿の
平成二十八年四月二十一日
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