中川 春さん
のうた一覧
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ぬいぐるみの頭を君はつかむよね手が透けてなくてよかったねくま
平成二十七年十二月三十一日
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くまだって可愛くありたいお笑い芸...
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ずるずると泣きながら帰る三日月は馬鹿な私を切り刻みそう
平成二十八年一月二日
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とてもとか凄くとかすぐに使うから元の言葉がめっちゃ軽いね
平成二十八年一月二十日
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暗闇にスープを眺める女あり僅かに震えるサマンサタバサ
平成二十八年一月二十日
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食材は暗くて冷たい箱の中食べられるのを待ってる囚人
平成二十八年二月十三日
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世の中の憂きこと全て知っていてなかったことにしているペンギン
平成二十八年二月十三日
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月をみてうっとりとする君のこと嫌いじゃないよとメールが届く
平成二十八年二月十三日
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目的の愛はお腹で死んでいる手のひらと君の腰は似ている
平成二十八年二月十七日
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愛なんてただの誤解というくせに誰より愛にこだわるあなた
平成二十八年二月十九日
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名前すら知らない人と明かす朝電車できみをふいに疑う
平成二十八年二月二十九日
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背伸びしてジャケットを着て歩いてる彼の右手のマックスコーヒー
平成二十八年三月六日
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何も分からないまま進む人生は僕を中心に霧散してます
平成二十八年三月二十九日
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人生のすべてを失いそうな日は空がギラギラ心を焼いた
平成二十八年三月二十九日
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こんなにも綺麗な君の口もとの黒子を破滅の印だという
平成二十八年四月五日
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まばたきをするのも煩わしい夜も星は死滅し続けるだろう
平成二十八年四月五日
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春だから包丁握り走る日も少しは気分も明るいだろう
平成二十八年四月五日
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放射能が土に埋められていくのを真似するように不満は腹に
平成二十八年四月九日
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赤ワイン口に含んで光る目をいつかは昼に見れたらと思う
平成二十八年五月三日
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君の好きな君の好きなものすべてこのカレーからわかるとしたら
平成二十八年五月九日
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月の火が水星を燃やしつくすから木を植え金を稼ぐ土星人
平成二十七年十二月二十七日
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日曜日はお休みの1週間のようです...
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