竹本未來さん
のうた一覧
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冬の朝 悪い遊びを したあとの 肺の空洞 猫の毛が舞う
平成二十一年二月五日
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大量のシロップの海に溺れてる ホットケーキとおんなじあたし
平成二十一年二月六日
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夕暮れの視界の端で滲むのは 亜麻色をした細い髪の毛
平成二十一年二月六日
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ももいろのきりんなんかを手土産に 杉並区へと向かう週末
平成二十一年二月七日
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心地好い あたたかな闇 滲む空 君の手のなか 夢の揺り篭
平成二十一年二月九日
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ささやかな甘い気持ちを握りしめ 鮮やかなショウケース眺める
平成二十一年二月十日
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久々に発見された手紙魔はぴんくのあたまだった報告
平成二十一年二月十二日
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数年前のこと。 手紙魔先輩と大...
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ヴィヴィアンの鞄いっぱいにチョコ詰めて恋がしたいっていうあの子たち
平成二十一年二月十四日
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助手席で首がこくってなるときに自分の笑い声で起きるの
平成二十一年二月十六日
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楽しくて疲れはてたドライブの旅の...
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猫を連れて帰ってきたあの旅は桃色和紙に包まれている
平成二十一年二月十六日
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川の字になることなんてありえない 今のふたりのままだとしたら
平成二十一年二月十六日
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日だまりでぼんやりしてる抜け殻は麻酔切れかけ日曜の午後
平成二十一年二月十六日
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その夢は目を開けたまま飛び散ったダイヤモンドを飲み込む夜明け
平成二十一年二月十七日
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ハンチングきらきらシャツではにかんで ただそれだけであたしは生きて
平成二十一年二月十八日
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蜜の香がふるふるふわり舞い降りて恋人のいる世界つくるの
平成二十一年二月十八日
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スクリーン煩わしいくらいきらきらと いろとりどりの釦とび出す
平成二十一年二月十九日
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今もまだあなたが探しあてるのを ひつぎのなかで待ち続けてる
平成二十一年二月二十五日
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神宮に桜を一緒に食べに行く相手はいつも君ひとりだけ
平成二十一年三月一日
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お花見じゃなく、お花食べを一緒に...
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不安なの月のない夜も離さずに きちんと抱いてしっかり愛して
平成二十一年三月二日
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いつもちゃんと云えない。
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言い訳が増えてゆくたび知らされる君の気持ちがもう離れたと
平成二十一年三月三日
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