竹本未來さん
のうた一覧
(カテゴリー:恋愛 並び替え:新着順)
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薄膜に隔たれてゐる僕たちは 午前三時の夢のホームで
平成二十二年八月十八日
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唐突に終わった恋の弔いを 深爪少女黒いマニキュア
平成二十二年八月十八日
5
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さゆさゆと美しき紅飜し 水の箱庭あたし踊り子
平成二十二年八月十七日
5
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涼しげにたゆたふ君の法則は 薄く透けゆく尾鰭の向かふ
平成二十二年八月十七日
3
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宵闇を駆け抜けてゆくプレリュード 私ではない音符を乗せて
平成二十二年八月十六日
9
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この夏を横切ればほら蘇る それでも君が好きだったなど
平成二十二年八月十六日
6
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もう一度瞬くことができるなら 今度はきっと伝えるちゃんと
平成二十二年八月十六日
3
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今あたしの濁つたこの血液に 「何故」の二文字しか流れない
平成二十二年八月十二日
5
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「ひとりきり」抱へて歩く散歩には 耳の奧から泪の匂ひ
平成二十二年八月十二日
7
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じんわりと終わる夏なら見送れる 飛行機雲を見上げるように
平成二十二年八月十二日
10
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降り注ぐ陽射しの破片雜音も 君の横ではきらきらしてた
平成二十二年八月十二日
5
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穩便な戀の呪ひをかけました ベジェ曲線のしなやかな笑み
平成二十二年七月十八日
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毒林檎かりりと齧り沸きいづる柔らかき我が脣に戀
平成二十二年六月二十六日
6
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花柄のメモ紙の上燻つて なかなか燃えぬ酸缺の戀
平成二十二年五月十二日
7
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いつの日か本物だけでできている恋が私に届くでしょうか
平成二十二年五月十二日
11
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月の背を蹴ればバカみたい綺麗な嘘の結晶きらきらきらり
平成二十二年五月十二日
4
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傾いた印刷文字で綴られた この恋なぞる冷えた指先
平成二十二年五月十二日
11
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この世でも屆かぬ聲のその代はり 香を燻らせ言の葉うたに
平成二十二年五月五日
13
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もしもなど不毛なことと云う君の 腕に絡まるもしもの私
平成二十二年五月五日
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煌いた猫が切り裂く月夜なら 爪痕さえも物語へと
平成二十二年五月二日
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