白瀬さん
のうた一覧
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我が傘をがさがさ探し騷がしや驟雨が歌うは和傘の音色
令和二年七月十五日
5
慌てん坊のサガです
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好きなんだ?シュノーケリングその響きやったことないだけど涼しい
令和二年七月二十八日
5
夏手前でこの暑さ。ことばからも涼...
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どんぐりこ台の片隅ころころと消毒液横に秋鎮座する
令和二年十月十八日
5
小さい子のいたずらかなあ。人工的...
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ひんやりと玄関の錠ステンレス芯まで保冷を十時間分
令和二年十一月四日
5
すっかり寒い季節ですね。遠ざかれ...
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畦道で残照ひろうコンバイン冷えてきたねと囁く季節
平成二十七年十二月八日
4
もう師走に突入したという事実にび...
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台風の撫であと尾を引いて流れゆく雲駆け足気味に
令和元年八月八日
4
ひとつ過ぎたと思ったらまた次が発...
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丑三つの横断歩道を駆ける貂点滅する青見えていたのか
令和二年六月十一日
4
ふと思い立っての夜中ドライブ中、...
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溶けぬよう木陰を渡る野良猫と天上天下ぽっかりと夏
令和二年八月十五日
4
季節感はなくとも季節は巡るんだな...
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そろそろとタイプライター打鍵する三十一文字の宇宙はいかが
令和二年八月十五日
4
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初句切れだ!いっぺんやってみたかった普段はやらない愉快な変調
令和二年九月二十三日
4
できごごろです…初めてのあこがれ...
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靴を見る学舎を見るまた靴を見る門を踏み越え波に紛れる
令和二年六月二日
3
初日だったり、マラソンがある日だ...
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いつだって連想ゲームで生きている宇宙をたべたい一・三キロ
令和二年六月六日
3
上の句がパッと浮かんできたので。...
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エアコンの雨漏り受ける音は時間とともに丸みを帯びゆく
令和二年七月二十九日
3
空き容器でキャッチしているのです...
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去りし日を思い出さないという君はタイムカプセル開けず抱擁
令和二年九月二十三日
3
それもひとつの偲び方だな…と思い...
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ぼくたちは命のあいだに何万回よもや億回瞬きするのか
令和二年十一月二十一日
3
ググってみたら平均寿命で億行くみ...
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やわらかな中止となったライブシャツ背中のプリント2021
令和三年一月二十九日
3
ライブが真の意味で非日常と化した...
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仕事場は眠りに落ちた橙は昇降機の右階数灯す
令和三年九月四日
3
誰も見てない間も健気に頑張ってる...
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君の前想いを口に出すべきか刹那の僕と多世界解釈
平成二十七年十二月八日
2
一瞬後はどう分岐してるんだろうか...
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電話番「A」の薄れたキーボードおつかれさまと小指で撫でる
令和二年十一月二十一日
2
ホームポジション、いつの間にか身...
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君の眼は搖るぎの見えないストレイト浮かぶ燐光漆黒の闇
平成二十七年十二月一日
1
黒々とした瞳を美しいなぁと思った...
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