桐さん
のうた一覧
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まだ速い 君の呼吸をせき止めて人肌の湯にゆっくりとつける
平成二十一年一月十八日
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「」で初句をくくりたかったんです...
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不誠実に名前をつけることもなく期待もなくてまだ雨は五ミリ
平成二十一年一月十八日
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5mmって入れたかったです・・・
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そぞろ歩き冬の夜景に止まれずに つないだ手はまだあたたまらない
平成二十一年一月二十日
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痛み分け振り返るのは植物の墓ひろがれる曇天世界
平成二十一年一月二十日
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なんとなくで作ってしまうクセをど...
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河川敷と曇った空のあわい走り冬の花火を見てみたくなる
平成二十一年一月二十日
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色彩がないですね…
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水は胸部でゆれた あなたなしでもそれでも一緒に揺らせる今なら
平成二十一年八月二十二日
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架空の君は真水の匂い手を伸ばして心を落ち着かせる午前の闇
平成二十一年八月二十二日
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とがるんだあなたと似た声を聞くたび稀でないこと反復するのに
平成二十一年八月二十二日
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悪いことじゃ「ない」 って沈黙するな嗚呼狙われてるのはみんな同じだ
平成二十一年八月二十二日
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(ない)にしたかったよー
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自分がこわい 君をさえ嫌うのならば残さず食い荒らされたかったの
平成二十一年八月二十三日
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わたしのどこが どこがすき?鳥を捕ろうか朝焼けはまだひそんでる
平成二十一年八月二十三日
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きみの白いうでに触って確かめる夜の鼓動と喋れるかどうか
平成二十一年八月三十日
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首のない一輪のよに嘘のよにあなたがそこに在るそらぞらしさ
平成二十一年九月四日
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きみを呑む喉が痛くてまっしろい井戸水を沈めたんだ深くに
平成二十一年九月十三日
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下ネタ読みをされてもしかたない…
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くるみ割り苦しまぎれにキスをして忘れたいことは忘れられるよう
平成二十二年十二月三十一日
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