ゆりこさん
のうた一覧
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五重塔「切符を拝見いたします」今日の車掌はみやこ列車区
平成二十七年十二月二十九日
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京都駅手前で東寺の五重塔が見えま...
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仰ぎ見る 紫匂ふ 白山の 輝る姿に 心を正す
平成二十八年一月三日
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血を磨け、我が光 母校の校...
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最愛の妻だけでなく母までも亡くしていると年明けて知り
平成二十八年一月五日
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まだ知らないことばかり
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聞こえないふりした君の指を噛む 怖くなるから音量上げて
平成二十八年一月五日
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飛行機の小さな窓は額縁で大空駆ける美術館だね
平成二十八年一月八日
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離陸から着陸まで飽くことありませ...
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嗚呼なぜにこうも愛とは残酷かひとつ亀裂に呑み込まれてく
平成二十八年一月十九日
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すぐ傍でどんなにどんなに見つめても君は前だけ見続けている
平成二十八年一月二十一日
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黙って運転し...
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わたしはね 君をね 夢に みるよりも 君の寝言を きいていたいの
平成二十八年一月二十二日
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ゆっくりおやすみ
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雪降って沖縄だってはしゃいでるこの街だけが「はみご」にされる
平成二十八年一月二十五日
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「はみご」仲間外れのこと。 ...
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図体の大きな君が飛び跳ねて 心弾んだ歩道橋の上
平成二十八年二月七日
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みなさまの春の音、春の気配、のお...
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無印の家具や家電に憧れて始めた暮らしに色を塗ろうよ
平成二十八年二月十六日
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はじめての独り暮しを思い出して。...
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吹っ切れて春物の服買ったからいつもの空も明るく見える
平成二十八年三月一日
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「いつもの」 ※スマホ握っ...
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なにとなくふと見た爪に噛み癖をしる磯浜はひき潮の刻
平成二十八年三月十六日
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後戻りできないことを知った朝トーストに塗る蜜の結晶
平成二十八年三月二十二日
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どくんどく高鳴る音で踏み締めて大股で行く上海の路
平成二十八年四月十九日
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上海にて
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それぞれに役回りあり塵取りは体を汚し働いている
平成二十八年四月二十八日
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はだいろがうすだいだいと名を変えて指定色から解放される
平成二十八年六月二十九日
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どこを塗ってもいい
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偽りの姿でひらく花びらが螺旋の夜に落とす香水
平成二十八年七月六日
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「ヘルタースケルター」映画は観て...
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あきらめの気持ちを終い丁寧にエンドウの筋むいて並べる
平成二十八年六月三十日
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分別のどの袋にも捨てられず嘘もつけないゴミ収集日
平成二十八年七月七日
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