ゆりこさん
のうた一覧
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切なさに欠ける熱情午前四時 突き抜けたいとスマホを握る
平成二十八年一月五日
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おばちゃんの煙草のけむり物悲し冷える夜明けに自転車をこぐ
平成二十八年一月十二日
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挨拶すれど目配せのみ
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どこからか鼻をクンクン照り焼きか弁当作る匂いがしてる
平成二十八年一月十七日
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21年前のあの朝にもあっただろう...
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色白の 米寿迎えた 彼の女が 紅さしたいと 紅を求めり
平成二十八年一月二十二日
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知人のおばあちゃまが入所する施設...
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数珠握り顔を覆った父親のうれしうれしや涙がきらり
平成二十八年一月二十四日
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優勝が決まった瞬間のお父様の姿に...
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交じり合い溶けてゆく色なめらかでこのまま染まり堕ちていけたら
平成二十八年一月三十日
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こわばった顔が並んだ壇上に母への思い満面の笑み
平成二十八年二月六日
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NHK全国短歌大会の放映を見てい...
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さくら草 やさしい春を植えました あなたに春が届くようにと
平成二十八年二月八日
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春の花の寄せ植えをしました。 ...
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横顔も寝顔笑顔もわたし用 不意の素顔は見知らぬ他人
平成二十八年二月十三日
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泣いたまま涙となって水になるそしたらいつか君に降りたい
平成二十八年二月十五日
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海になって雨になる
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あめ玉をかまずになめるちょっとした優しさあれば続いてたかな
平成二十八年二月十七日
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「うたの日」に投稿始めました。 ...
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甘くない君からもらうのど飴の残る苦みもいつか無くなる
平成二十八年二月十八日
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閏日の朝に気まぐれ霰ふるこころ叩いて駆け抜けて行く
平成二十八年二月二十九日
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プーさんのハニーポットがからからと寂しくひびく空っぽの音
平成二十八年三月五日
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またいつか
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ぼくにだけそっとおしえて遠視って空がとおくに見えるんだろう
平成二十八年三月二十九日
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ふたり一組で参加する歌会に初参加...
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もう二度と会えないような味のするインスタントコーヒーしかなくて
平成二十八年四月二十三日
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蝉の声だけが聞こえる 陽炎は一夜の恋を燃やして揺れる
平成二十八年七月二十六日
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海の匂い。焼けた横顔、助手席とすこし縮んだポロシャツからも
平成二十八年八月二十五日
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外側にいつも向いてる手の甲を包まれたから泣いてしまった
平成二十八年九月二十五日
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空も海もほんとうは青色でなく正しいことは見えにくいんだ
平成二十八年十月二十六日
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