たけくらべさん
のうた一覧
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鬼灯の市に見かけしあくがれの浴衣の君は夏のまぼろし
平成二十八年七月二十四日
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夏の夜の秘めたる恋をわびぬればひそやかに咲く梔子の花
平成二十八年七月二十二日
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黙して語らず=くちなし
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み越路の短き夏を惜しむらむ少女の恋は清らなりけり
平成二十八年七月二十日
17
み越路:〔「み」は接頭語。また,...
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とこしへと思へし末の契りさへ夢かうつつか君は去りなむ
平成二十八年七月十五日
18
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思ひ出づることの多くは悔やまれて一夜の恋を忘れやはする
平成二十八年七月十四日
18
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今宵こそ恋ふる蛍の灯のもとに君に伝へむ燃ゆる想ひを
平成二十八年七月十二日
17
「ほ ほ ほ〜たる 恋♪」蛍は鳴...
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夏の夜の花たちばなの香をかげば愛しき人の面影ぞたつ
平成二十八年七月十一日
17
夏の夜に橘の香りを嗅ぐと愛する貴...
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ただ座してあの世に逝くを待つらめど今一度の恋もするかな
平成二十八年七月十日
22
老いさらばえて死を待つだけの我が...
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心にもあらで流離ふ夏闇に雲のはたての人ぞ恋しき
平成二十八年七月九日
20
心ならずもあてなもないまま彷徨う...
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綺羅星を集めて紡ぐ天の河いと儚きと織姫の泣く
平成二十八年七月七日
20
一年に一度の夫との再会を待つ織姫...
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七夕の星降る空を眺めつつ微笑む君よ誰を恋ふらむ
平成二十八年七月七日
15
星に願いをこめて。
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追へば逃げ逃げれば追ふの影踏みは古よりの恋の駆け引き
平成二十八年七月六日
22
恋愛とは影踏み鬼の如く。だから面...
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五月雨るる夜には空に見へずとも瞬く星を忘れやはする
平成二十八年七月三日
18
逢えなくても愛しいあなたを忘れる...
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文月の夜の化粧の儘ならず逢ひ見んまでは雨な降りそね
平成二十八年七月二日
16
七月の夜は未だ梅雨が明けず化粧の...
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潮騒の音響きたる砂浜に恋を告ぐなむ吾は海の子
平成二十八年七月一日
19
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一目見て恋に落ちなむ心地すは夏の魔物の為せるわざかも
平成二十八年六月三十日
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引き潮の渚に君を見つけむと走る我が身にそよぐ浜風
平成二十八年六月二十八日
18
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射干玉の夜にしじまの無かりせば君を忘らる我が身ならまし
平成二十八年六月二十七日
16
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夏めけば恋の季節の訪れて心を揺らす青嵐吹く
平成二十八年六月二十六日
18
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耳すませ聞けばせつなき雨だれの夜半のソナタを恋しかるらむ
平成二十八年六月二十四日
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夜半シュトラウス。ピアノ其方。
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