珠海さん
のうた一覧
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潮風が漁師の唄をのせ届くかもめ鳴きては節をとるよう
平成二十七年十月十一日
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青春はあなたの好きな水のよう形を変えてきらきら光る
平成二十七年十一月六日
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この箱の中身は1と0だけど私はコンマ3とかも好き
平成二十七年十一月七日
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百円で買ったリンゴをパイにした私に代わり空が泣くので
平成二十七年十一月二十六日
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駆け抜けた白いセーラー服の女子一秒後夏風が追いかけ
平成二十八年六月二十日
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放つ矢の的への軌跡見つめてる弓道部員の黒い瞳
平成二十七年九月二十五日
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凪ぐ海に夕日の欠片散らばりし「夕焼け小焼け」で帰る子どもら
平成二十七年十月八日
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ぬぐえども零れる涙のしょっぱさは悔しさ超えて忘れられるか
平成二十七年十一月二日
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コンパスを思わず欲す未来とは右か左か此処でないはず
平成二十七年十一月五日
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ひとりの夜LINE起動す君探すそこそこ軽い言葉を探す
平成二十七年十一月六日
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returnが何もされない一ヶ月0でもいいの終わらせるなら
平成二十七年十一月八日
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これは恋?そうですきっとこれが恋 甘い酸っぱい苦い塩っぱい
平成二十七年十二月二日
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君も来た道と知れども我が足は君の行方に向くことはなく
平成二十八年四月九日
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そういえば日が延びたよねもう少し延びたら指輪買いに行こうか
平成二十八年五月七日
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君に会う週末だけを楽しみに満員電車五回揺られて
平成二十八年六月十二日
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自転車を漕ぎつつ受ける夕風はいつしか寒く くしゃみをひとつ
平成二十七年十月一日
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雨だけど傘忘れても悪くない差しかけられる傘の半分
平成二十七年十一月二日
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Enterを押すたび世界は広がれど君との距離はほぼ変化なし
平成二十七年十一月七日
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ソーダ水、蛍、朝顔、夏休み、小学生に置いてきた夏
平成二十八年七月十一日
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君らしい答辞だった、と思春期の私に言った先生の笑み
平成二十七年十月十六日
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