野々花さん
のうた一覧
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最初から気付いていたわあの人のひとりの寂しさ鏡のようで
平成二十七年十一月二日
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晩秋の欅並木はひとりでもカサリカサリと今日も賑やか
平成二十七年十一月三日
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公園で編み物すれば白髪のギター爺がナンパしてくる
平成二十七年十一月六日
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七十近い男性がギターを弾きながら...
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眼を閉じて色無き風に吹かれれば心が気付く淋しさの理由
平成二十七年十二月四日
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人なんて信じてないと強がれば抱えた膝に滲む哀染み
平成二十七年十二月二十一日
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公園をはしゃぎ回りし幼児の影もピョンピョン陽気に躍る
平成二十七年十二月二十八日
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野仏の肩越し匂う水仙の花びら揺らし風が生まれる
平成二十八年一月十三日
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恋歌を詠えばどこかでクスクスと誰かが笑うそんな気がして・・・・
平成二十八年一月十四日
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?・・・・
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金曜は朝から精出すカレーの日トロリトロリと愛情込めて
平成二十八年一月十五日
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じゃがいもは入れない派。隠し味は...
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突っ込まれ少し傷痕残る塀「ありがとう」ってそっと撫でやる
平成二十八年一月二十日
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先々日、雪で滑った車に突っ込まれ...
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思い出と呼ぶには少し大げさな真っ赤な嘘がカラカラ回る
平成二十八年一月二十三日
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淋しさは一人の自乗二人にはなれないままに眠らせる夜
平成二十八年一月三十日
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意外にも苺のタワシ好評で五十個すべてお嫁入りする
平成二十八年二月三日
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調子に乗り作りすぎた苺のアクリル...
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手のひらをまな板がわりに切り分けた真っ赤なりんごうさぎと分ける
平成二十八年二月五日
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騙された自分の涙集めたら溺れるほどの深さになった
平成二十八年二月十五日
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午後の陽に伸びる我が影追いかけて始まる二人の影踏み遊び
平成二十八年二月二十一日
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飼い主じゃないのに猫が足元でゴロリゴロリとお腹を見せる
平成二十八年三月四日
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近所の猫が足元にすり寄って来ては...
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好きという言葉が上手く使えないいくつになっても不器用な私
平成二十八年三月七日
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花起こしの雨となるのかよべからの雨と目覚める土曜日の朝
平成二十八年三月十九日
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おはようございます。雨が少し降っ...
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絵を描く男性(ひと)の後ろで頷いてまた走り出す汗かきな男性(ひと)
平成二十八年三月二十三日
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それをずっと見ていた私・・・・
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