野々花さん
のうた一覧
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泣きそうでなかなかなかなか泣かぬ空模様悲しいほどの涙隠して
平成二十八年七月二十一日
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忘れてた食パン買いにコンビニへコーヒー買って飲みきれぬ距離
平成二十八年八月二十五日
10
明日の朝はチーズトースト。トッピ...
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さよならはいつも私につきまとう思い出ひとつも残せないまま・・・
平成二十八年八月二十六日
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BGMは中島みゆきさん
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髪を洗う指の隙間を無防備な夜の憂鬱がすり抜けてゆく
平成二十七年八月十四日
9
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さよならも言えずに風にさらわれた夏の名残の思い出ひとつ
平成二十七年八月二十日
9
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言い出せぬ言葉をさらい風吹けば微かに匂う秋の花々
平成二十七年八月二十一日
9
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炎天の川へと傾ぐ野仏に詫びて供える飲みかけの水
平成二十七年八月二十二日
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一陣の風が過ぎ行くその後をゆるり歩めば季節が変わる
平成二十七年八月二十三日
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恋歌を詠えば少し若やいで紅塗る指も滑らかになる
平成二十七年九月五日
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言いかけた言葉溶け込むミルクティー砂糖ひとつでこんなに甘い
平成二十七年九月十六日
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デジカメに残されていた母の名を呼べば仔猫が首を傾げる
平成二十七年九月二十二日
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夕暮れて群れし人々立ち去ればアサギマダラが緩やかに舞う
平成二十七年九月二十三日
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毎年訪れる場所で、今年もアサギマ...
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懐かしい詩集の中に挟まれたあなたの笑顔変わりませんか?
平成二十七年九月二十六日
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「青春はあなたの傍に寄り添って何...
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ほろほろと鯛の身ほぐし呑むお酒そろそろ燗が恋しい季節
平成二十七年九月二十六日
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音もなく落ちる真っ赤な砂時計逆さにしても時は戻らず・・・・
平成二十七年九月二十七日
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「淋しい」とあなたが言った日曜日こんなにそばに私がいるのに・・・・
平成二十七年十月十一日
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朝からの細い細い雨のせいでしょう...
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ゴミ箱の娘のノート助け出し白いページに歌したためる
平成二十七年十月十三日
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棘のある言葉もゆるり受け止めてあとどれくらい生きるのかしら・・・
平成二十七年十月二十二日
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何時までも心の痛みが抜けないのは...
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窓辺りにもみじ一枚舞い降りて長き時間を持て余している
平成二十七年十月二十三日
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針穴に通らぬ糸を舐めながら五度目の挑戦見事に成功
平成二十七年十月二十八日
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若いと思っていても老いはやって来...
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