中森 つんさん
のうた一覧
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ログインの仕方忘れて人生の画面にまたも私が居ない
平成二十七年八月五日
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忘れてましたすみません。
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手帳から予定をひとつ消す度にあなたの居ない時間が増える
平成二十七年七月三日
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さよならも言わずに去った我の背を追いかけもせず見つめる瞳
平成二十七年七月六日
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育めば潤うものと信じつつ手帳へ挟む写真のひとつ
平成二十七年七月七日
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雨よりも止まぬため息ひとりきり隠して吐いて頁をめくる
平成二十七年七月九日
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新しく始めたらいいほどけたらまた繋ごうよ言の葉の森
平成二十七年七月九日
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温度差が開いていくね「好きだよ」と囁く声の嘘を聞き分け
平成二十七年七月十九日
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真夜中のロミオメールに起こされて確かに月が綺麗ね今夜
平成二十七年七月十六日
8
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群衆に涙をひとつ落とします見つけて欲しい指輪のように
平成二十七年七月十九日
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歌詠みの習性なのか激情を叩きつけては貪る蔵書
平成二十七年七月八日
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劣情の果てにあるのが哀しみであると知りつつおんなは女
平成二十七年七月八日
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感情の行く末どこか風に聞き雨空はまだ晴れそうにない
平成二十七年七月八日
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泣き顔を一人隠してかくれんぼ誰にも弱さなど見せられぬ
平成二十七年七月八日
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さなぎではあなたのそばに居られない白く白く繭をはりだす
平成二十七年七月十三日
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少しでも気にしてくれる人がいて詠むは楽しと酔いしれられる
平成二十七年七月十四日
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只野ハルさん、ありがとうございま...
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酔われれば弱れる君の幼さを知った夜更けの月と乾杯
平成二十七年七月十四日
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紫陽花が枯れているのも気づかずに夏は来ないでまだ泣かさせて
平成二十七年七月十八日
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夕方の広がる雲のてっぺんのわたがしをまた食べてみたいの
平成二十七年八月五日
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まっすぐにハサミすべらす薄布に一針一針託す愛情
平成二十七年八月八日
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墓標には私と同じ名があって姉の代わりに生きるがさだめ
平成二十七年八月八日
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