水無月さん
のうた一覧
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ただいまと玄関開ける父の背にとびついてただハグしたかった
令和五年二月六日
10
夢の中の父は笑顔で帰って来たのに...
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大寒波耐えて白梅ちらほらと咲けど淋しき我の春なり
令和五年一月三十日
7
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寒いから風邪ひかないでと母からの来ない電話を待ち侘ぶる夜
令和五年一月三十日
5
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東京の晴天を衝きそびえたつツリーの横に白き富士也
令和五年一月十四日
4
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寒い日に負けじと耐えて咲く花に父も病に負けませぬよう
令和四年十二月十三日
5
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「母さんよ」電話の声に目を覚ます墓参りし明くる冬の朝
令和四年十二月十二日
1
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暗闇に「留守」の字赤く点滅す恐るおそるに「再生」を押す
令和四年十二月十二日
4
高齢の父が入院、不安な毎日です。
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もう少しやさしくすればよかったと悔やんで叫ぶ母へのリフレイン
令和四年十月二十七日
5
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わが膝に眠れる小犬醒めよう身じろぎもせずじっと正座す
令和四年十月十四日
2
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突然に父母奪われし子供たち辛苦の果てに祈る碑もなく
令和四年十月一日
1
東京大空襲のための慰霊碑はありま...
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父母と小犬弔いし日遠く一人懐かしむ母の遺骨の傍
令和四年十月一日
1
納骨に向かう車中で、3人で小犬を...
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母残すお休みの絵文字愛しく今宵も眺め一日を終ふ
令和四年九月二十八日
2
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旅先の湯かけ流せし母の背の今は恋しき染みの色さえ
令和四年九月十九日
5
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お休みと母が残せし絵文字見つ挨拶をしてけふを終えん
令和四年九月十九日
4
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白梅の一輪咲いて物干しに吊るすシャツにも降る日のやさし
令和四年二月十七日
7
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ひらひらと洗濯物をくぐりぬけ黄揚羽ゆきて初夏の風吹く
令和三年五月一日
11
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梅が香に蜂も小鳥も誘われていよよ賑わふ春よ弥栄
令和三年二月二十二日
7
憂鬱な気分も吹っ飛びます。
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スペインのガイドブックを捲りつつ今一度の妄想旅行
令和二年六月二十五日
6
海外はますます遠くなってしまった...
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かあかあとうるさき烏に目覚めれば今日は水曜ゴミ収集日
令和二年六月二十五日
5
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梅の実のジャム作らんと真夜中にキッチン立てば夜半の雨降る
令和二年六月二十三日
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