二厘さん
のうた一覧
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アパートを揺らすだれかの洗濯機吾がためならず夜ぞ更けにける
平成二十八年一月六日
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「あした会える?」ただ一言が送れない寒さで指がかじかんでいて
平成二十八年一月二日
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くつしたのかたちに罪が編み上がりきみに似た子の眠りをまもる
平成二十七年十一月三十日
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猫を抱く形に抱かれ眠るらんハンドバッグが電車をおりる
平成二十七年七月二十二日
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うたよむほどのこころはありやなどと自問自答す 日はまだ長し
平成二十七年七月十七日
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きみのアイスコーヒーとぼくのブレンドが一緒にぬるくなっていく夜
平成二十七年七月十七日
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水よりもヒトのカラダに近きもの魚のごとく胃に降りてゆく
平成二十七年七月十七日
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切りたての爪のするどさ傷つけた枇杷はいびつな形に割れる
平成二十七年七月二日
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カフェラテのスチームミルクだけぬるいドリンクバーはぼくにやさしい
平成二十七年七月二日
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「龍が如くみたいな」人を客として不動産屋地獄まばゆかるめり
平成二十七年六月二十五日
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深き深き闇の気配の撫でくるるまひるのファストフード屋地獄
平成二十七年六月二十五日
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夏服は今日も買えずに雨が止み新宿御苑のたぶの葉そよぐ
平成二十七年六月十七日
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子の写真たたえて笑う隣室に嘆く女の黒い抜け殻
平成二十七年六月十四日
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見も知らぬ夏をしらせる枇杷ひとつ友達未満のひとから届く
平成二十七年六月九日
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有意義なことなど何もさせぬよう恋人たちの午餐はカレー
平成二十七年六月七日
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ポリエチレンテレフタレートのキャップならこの世の終わりもあなたもろとも
平成二十七年六月六日
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液晶を繰る指重し周回中たぶん落ちない やはり落ちない
平成二十七年六月六日
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牛乳に卵ひとつでふたつ分一人で啜る鬆入りのプリン
平成二十七年六月五日
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パーカーが社会の寒さより隔つ二十四才無職のからだ
平成二十七年六月五日
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髪の毛を切ったあなたと分けあってキウイフルーツかくもざらざら
平成二十七年六月五日
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