千映さん
のうた一覧
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樹々たちの手入れで財政圧迫す杜の都が売りの現実
平成三十年七月十九日
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夕方の冷菓楽しむ手を止めりゃ茜の空にまた汗が出る
平成三十年七月二十一日
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割り込んだ蝉しぐれに声消されたりたぶん「頑張ってね」と想像の朝
平成三十年七月三十日
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御神輿も取りやめとなる夏祭りプールもなしで自然を恨む
平成三十年八月三日
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熱中症の危険があると御神輿は中止...
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秋の虫網戸突き抜け声届く 君のバレ句はメールで吠える
平成三十年八月九日
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蝉の声すっかり消えてこれからはしぶとい蚊との戦争になる
平成三十年八月十九日
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今までは蚊取りのたぐいは必要あり...
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不忍の池の畔を歩きつつ虫聞茶屋の跡はどこかと
平成三十年八月二十日
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この夏は下駄の感触愉しんで暮らす日もなく済んでしまいぬ
平成三十年八月二十日
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年ごとに天然パーマ強くなる髪細くなる悔し反比例
平成三十年八月二十三日
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今日もまたバリアフリーの工事車が入居したての団地懐かし
平成三十年八月三十一日
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気のせいか秋の虫の音大人しく芋煮が恋し舌がそういう
平成三十年九月一日
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編み込んだ髪後ろから見たならば「いくつに見える」道端会話
平成三十年九月四日
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老健にいる母の仕事持ち込んだタオルケットの糸くずを切る
平成三十年九月九日
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病室のテレビカードを百度数残して退室頑張ってねと
平成三十年九月十四日
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口角を上げれば少しほうれい線隠れる気がするこれでいいのだ
平成三十年九月十五日
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納得させました自分に。。。。(・...
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セイダカのアワダチソウの群れの中元気な時のあなたと笑顔で
平成三十年十月七日
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琵琶湖の南部 烏丸半島の思い出 ...
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ジャズ演奏掲示の板の文字までも秋色となる地下鉄の駅
平成三十年十月九日
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「こんなはずじゃなかった」の日々増えて老いと向き合う心の準備
平成三十年十月十八日
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ストーブの薬缶が音を立てながらいい歌詠めぬ吾を慰める
平成三十年十月十八日
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茜空これで何度目カレンダー印をつけて秋を愉しむ
平成三十年十一月一日
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