深谷真雪さん
のうた一覧
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打ち明けるひともいなくて泣きながら深夜書き殴る三十一文字
平成三十年五月四日
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眠れない夜ひとりきり液晶の前に座って詠む歌一首
平成三十年五月四日
5
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脆弱な身体よおまえそんなでは人並みにさへ生きてはいかれぬ
平成三十年五月一日
4
自分自身を叱咤すること幾多。 ...
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窓辺より吹き込む風は陽光の匂いをのせて ただ ただ 春
平成三十年四月二十二日
7
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無意識に掻き毟ってしまう手のように止められはせぬ自責の嵐
平成三十年四月二十一日
5
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あきらめない他人の千倍おそくても少しも進まぬように見えても
平成三十年四月二十一日
10
私の一歩はひとの千分の一、ひとの...
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もう風の香りが夏を帯びている何度逢っても春は短い
平成三十年四月二十日
8
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密やかな夢叶いたり歌詠みの神の「まだ生きよ」と言ふらむ
平成三十年四月十九日
10
歌詠みになって六年目…とうとうさ...
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見るたびに蒼くあおく澄んでゆく空 君のように僕はなれない
平成三十年四月十九日
9
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飛び立てずしまったままの頼りない翼鍛えるその日のために
平成三十年四月十八日
12
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突然に涙あふれる自分だけ世界で一番いらなくみえて
平成三十年四月十八日
10
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一人だけ残され歩く足どりの心細さを 風よ煽るな
平成三十年四月十六日
9
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眠れずに夜の窓辺を見上げればあちらも一人ここを見ている
平成三十年四月十五日
10
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泣きながら凝視している三日月はもう滅茶苦茶にゆがんだまま
平成三十年四月十三日
7
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すれ違う女がすべて幸せにみえて春は 虚しい季節
平成三十年四月十三日
5
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春あらし憂える吾を追い立てるごとくに風は猛然と吹く
平成三十年四月十三日
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流れ落つ水の姿に似て藤の花房あまた連なりて咲く
平成三十年四月十二日
8
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心だけ離してみても難しい子でありながら大人といふこと
平成三十年四月十一日
6
同居のままでどう親離れするのか、...
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この命一人では紡げなかったと知るから決して開けない扉
平成三十年四月十一日
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詠むことでしか言えないこともある誰に宛てても悲しい手紙
平成三十年四月十一日
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