深谷真雪さん
のうた一覧
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ようやくのスタートライン立つてみれば崖の下には吾だけがゐて
平成三十年五月十九日
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同い年、だったか 既に羽ばたいた鳥に会うたび地に立ち尽くす
平成三十年五月十九日
3
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戸を閉めて明かりを消せばそこはもうわたしのための闇だけが在る
平成三十年五月十八日
3
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両の手をじつと見つめる何を成し何になれるかこの弱き手は
平成三十年五月十七日
3
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幼顔華奢な身体で酒飲めず一度も大人と思われぬ吾
平成三十年五月十一日
2
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詠い人の数だけうたのかたちありここは無限の色の海原
平成三十年五月十日
8
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しなやかに生きたいどんな雨風の中でも倒れぬ竹のように
平成三十年五月十日
8
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詠みながら詠めぬ思いはうず高く積み上げられて歌の数だけ
平成三十年五月十日
7
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何を目にしても心は重いままお荷物なのは僕かもしれない
平成三十年五月十日
3
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歌でしか言えないことが増えていく歌こそ僕の最後の砦
平成三十年五月八日
8
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こと切れるまで叫びたい何もかも己の不甲斐なさで壊れる
平成三十年五月八日
5
くやしくて、くやしくて、くやしく...
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ため込んだ涙吐き出すように詠む歌でしかいえぬ言の葉ばかり
平成三十年五月五日
13
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おのれの手じつと見つめて腰かけるベッドライトの薄闇の中
平成三十年五月五日
8
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打ち明けるひともいなくて泣きながら深夜書き殴る三十一文字
平成三十年五月四日
9
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眠れない夜ひとりきり液晶の前に座って詠む歌一首
平成三十年五月四日
5
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脆弱な身体よおまえそんなでは人並みにさへ生きてはいかれぬ
平成三十年五月一日
4
自分自身を叱咤すること幾多。 ...
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無意識に掻き毟ってしまう手のように止められはせぬ自責の嵐
平成三十年四月二十一日
5
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あきらめない他人の千倍おそくても少しも進まぬように見えても
平成三十年四月二十一日
10
私の一歩はひとの千分の一、ひとの...
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密やかな夢叶いたり歌詠みの神の「まだ生きよ」と言ふらむ
平成三十年四月十九日
10
歌詠みになって六年目…とうとうさ...
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見るたびに蒼くあおく澄んでゆく空 君のように僕はなれない
平成三十年四月十九日
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