深谷真雪さん
のうた一覧
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こと切れるまで叫びたい何もかも己の不甲斐なさで壊れる
平成三十年五月八日
5
くやしくて、くやしくて、くやしく...
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ため込んだ涙吐き出すように詠む歌でしかいえぬ言の葉ばかり
平成三十年五月五日
13
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おのれの手じつと見つめて腰かけるベッドライトの薄闇の中
平成三十年五月五日
8
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打ち明けるひともいなくて泣きながら深夜書き殴る三十一文字
平成三十年五月四日
9
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眠れない夜ひとりきり液晶の前に座って詠む歌一首
平成三十年五月四日
5
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脆弱な身体よおまえそんなでは人並みにさへ生きてはいかれぬ
平成三十年五月一日
4
自分自身を叱咤すること幾多。 ...
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無意識に掻き毟ってしまう手のように止められはせぬ自責の嵐
平成三十年四月二十一日
5
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あきらめない他人の千倍おそくても少しも進まぬように見えても
平成三十年四月二十一日
10
私の一歩はひとの千分の一、ひとの...
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密やかな夢叶いたり歌詠みの神の「まだ生きよ」と言ふらむ
平成三十年四月十九日
10
歌詠みになって六年目…とうとうさ...
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見るたびに蒼くあおく澄んでゆく空 君のように僕はなれない
平成三十年四月十九日
9
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飛び立てずしまったままの頼りない翼鍛えるその日のために
平成三十年四月十八日
12
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突然に涙あふれる自分だけ世界で一番いらなくみえて
平成三十年四月十八日
10
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一人だけ残され歩く足どりの心細さを 風よ煽るな
平成三十年四月十六日
9
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眠れずに夜の窓辺を見上げればあちらも一人ここを見ている
平成三十年四月十五日
10
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泣きながら凝視している三日月はもう滅茶苦茶にゆがんだまま
平成三十年四月十三日
7
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すれ違う女がすべて幸せにみえて春は 虚しい季節
平成三十年四月十三日
5
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この命一人では紡げなかったと知るから決して開けない扉
平成三十年四月十一日
7
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詠むことでしか言えないこともある誰に宛てても悲しい手紙
平成三十年四月十一日
8
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黙々と詠う言葉は家人にも秘して誰にも書けない手紙
平成三十年四月十一日
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物心ついてあったこの壁を崩して進む日はいつだろう
平成三十年四月十一日
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