さるさん
のうた一覧
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わが庭につつましく咲く福寿草春待つわれに嫣然とせり
平成二十二年二月二十三日
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庭の片隅に、今朝見つけた福寿草。...
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老ひ哀しひとりベッドに打ち伏してひとりごと言ふ恍惚のひと
平成二十二年三月七日
8
妻が入院している病院に行く。隣の...
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曙の眩しきひかりアジサイの葉をてらすなり今朝のわが庭
平成二十二年四月二十四日
8
アジサイの葉が日に日に大きくなっ...
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雨にぬれひときわ艶やか牡丹ありわが庭に咲く初夏の女王
平成二十二年五月七日
8
やはり牡丹の艶やかさに勝る花はな...
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降れば世のかずかずの憂さ流せよと五月の雨をさみだれといふ
平成二十二年五月十一日
8
五月の雨は田植えのためにはよい雨...
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陽光の眩しくもありけふの空 老ひわれ散歩つづけたるなり
平成二十二年五月十五日
8
ひんやりとした気温。しかし、初夏...
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五月晴れ三社のまつり賑はいて江戸の夏来る人ら集まる
平成二十二年五月十七日
8
テレビでその賑わいを見るだけ‥。...
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さびしさに耐へて老ひゆくわれひとり幻のひと思ひうかべて
平成二十二年五月十九日
8
雨の日にテレビも消し、ひとり静か...
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新しきいのちいきいき孫娘写メールでみる五人目の孫
平成二十二年六月二十七日
8
息子が生まれたての孫の顔を写メー...
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くもりぞら気持ちすぐれず鬱々と小人閑居不善なすなり
平成二十二年七月五日
8
この一週間も梅雨が続くのだろうか...
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時ならぬ集中豪雨と落雷が梅雨はしとしと降るものぞかし
平成二十二年七月六日
8
怖かった! 昨夜の豪雨、落雷。 ...
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君の手はひんやりとしてわが手つつむ瞳の向こふに愛を見つける
平成二十二年七月十七日
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生温かい手はきらい。君の手はまる...
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老ひの身にまつはりつくよな蒸し暑さ幾度もシャワー浴びるなりけり
平成二十二年八月二日
8
どこに私の安らげる場所があるのか...
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夢にみる君のえくぼのかわゆさに目覚めしわれは枕撫でいる
平成二十二年八月五日
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ほんとうに久しぶりの朝であった。...
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安らかに鎮まりませといのるなり名もしらぬ人あまたあるなむ
平成二十二年八月九日
8
日本には、もう家族や家庭の絆はな...
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求めてもあなたはどこへ神無月 この呼び声は届きぬるかも
平成二十二年十月二日
8
Tさまのお歌に応えて…。
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年重ね七十路余り八歳の道歩みきて悔ひ多かりき
平成二十二年十月十六日
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今日、78歳を迎えることができま...
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ゆく秋に薄のゆれる川辺きて越しかた語る吾妻とともに
平成二十二年十月十七日
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爽秋の田舎道を老夫婦が手を取りあ...
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満月の夜流れ星数へをり願ふことなき老ひわれかなし
平成二十二年十月二十四日
8
なんとか星座の流星群が見えると孫...
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身を包むあいのセーター着はじめるまだ忘れへぬ猛暑日のこと
平成二十二年十月二十六日
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急に寒くなってきた。急いで「あい...
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