さるさん
のうた一覧
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うつむきし 君の睫に 光るあり けがれ知らざる 乙女の涙
平成二十一年五月二十一日
2
老人の純粋な思い。 分かるかな...
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透き通る 夏空のごと 君の肌 浴衣の裾の みだれて見ゆる
平成二十一年五月十八日
1
君って、だれ? まったくフィク...
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わが庭に オスの土鳩が メスを追ふ 逃げるメス鳩 執拗なオス
平成二十一年五月十四日
5
焦らしては逃げるメスと何度もチャ...
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あの女の項にはつれ髪をみるうちに秘めたる熱き情念
平成二十一年五月十三日
1
浴衣姿のあの人の項にほつれ髪を見...
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小沢さん 辞任会見 見て思ふ 出処進退 いと難しく
平成二十一年五月十二日
1
特に退くとき「男の美学」がある。...
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一日遅れ 母の墓前に カーネーション捧げてしばし 母と語らふ
平成二十一年五月十二日
7
今もし生きていれば105歳。 ...
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古き日の 君と歩きし 渡月橋 まなこの底に 映るもみじが
平成二十一年五月八日
2
50年も前の「ある日」の想い出。...
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冷たいねと言ひつつ握る君の手のなかに流れる熱き血潮は
平成二十一年五月五日
2
51年前の日記にあった歌。
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吾が妻の 点てたるお茶の 一服を 味はひてのむ 初夏の夕暮れ
平成二十一年五月四日
2
老夫婦だけの清涼なひととき。
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めぐりあひ 美しき人 残り香の 誘ふがごとき ほのやかに匂ふ
平成二十一年五月四日
2
フィクションの歌です。こんな「め...
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ラブレター 書いてまた消す 君恋ふる いまはメールで 絵文字を送る
平成二十一年五月二日
2
ラブレターという言い方が、すでに...
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デートにも カラス天狗の ような顔 インフル恐れ マスクする女は
平成二十一年五月一日
0
カラス天狗、を知らない人も多いの...
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メル友の 知らぬ同士で 恋めばえ 写メール交換 あてがはずれる
平成二十一年四月二十九日
3
メル友と思っていたが、相手は17...
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わが孫とディズニーランド歩きたり 二十歳を過ぎた孫と手つなぎ
平成二十一年四月二十七日
2
小さきときは、私が手をつないでや...
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八重桜 庭をピンクの 色に染め 惜しまれて散る われを残して
平成二十一年四月二十七日
0
その昔、「ちょっとわけあり」の女...
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谷わたる うぐいすの声 春がすみ 年を忘れて 君の手をとる
平成二十一年四月二十六日
0
富士霊園へ行きましたら、大勢のカ...
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どこからか聞こへてくるはハーモニカ合はせて唄ふひとり勝手に
平成二十一年四月二十三日
1
春の夕暮れ。どこかからハーモニカ...
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君を待つ わが恋居れば 老ひらくの 夢か現か 君を抱きつ
平成二十一年四月二十一日
1
多少、認知症の傾向あり?
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長々と 書きつづりきて 筆を擱く 君への手紙 永久のわかれに
平成二十一年四月二十日
1
明日をも知らぬわがいのち。君にだ...
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ふたたびの 逢瀬待ちわび 老ひらくの 夢はむなしく 納骨の日に
平成二十一年四月二十日
1
あの方も、とうとうこんなお姿に成...
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