吉祥地女さん
のうた一覧
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わたくしの暗き淀みに放たれし白き光に爪をとぎけり
平成二十六年十二月三十一日
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青空は私を責めて殺すから桜の下で首括りましょう
平成二十六年十二月三十一日
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ゲンジツがわからないのよ目の前のテストに垂らす手首の血滴
平成二十六年十二月三十一日
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生きた日のぶんの悲しみ吹き飛ばす君から届く言抱き飛ぶ
平成二十六年十二月三十日
4
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この道の遠くで背中丸めてるねこねここねこあなたは元気?
平成二十六年十二月三十日
3
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まち針に貫かれし女知り脛のほつれを白手で隠す
平成二十六年十二月三十日
3
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目を閉じて夢や希望を捨てるから私を生かしてくださいますか
平成二十六年十二月三十日
3
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君の目は爬虫類だねひやひやと興味本位で己をちぎる
平成二十六年十二月二十五日
4
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愁うには強すぎ憎むにはむなしすぎ鬼灯よ面白く行け
平成二十六年十二月二十五日
4
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結局は無力な自分噛みしめて助けになれぬそのまま生きろ
平成二十六年十二月二十五日
3
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泣いたっていいんだよと言う君の膝小僧は今日も寂しい
平成二十六年十二月二十五日
4
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抱えてる塵や埃や涙なら半分私に手渡せばいい
平成二十六年十二月二十五日
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血を流すタペストリーの無花果は狂えなかった私の悲劇
平成二十六年十二月二十日
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柔肌を伝う赤さが語りゆくイタイイタイノ心ガ痛イ
平成二十六年十二月二十日
4
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排泄と共に除かれし経血に生まれなかったあなたを思う
平成二十六年十二月二十日
4
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白すぎる効かない薬の代替に同じ値の愛とか哀とか
平成二十六年十二月二十日
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三月の脳は喚きて我を病むあなたの欠片を処方して呑む
平成二十六年十二月二十日
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お母さんお母さんお母さんさびしんぼの我はひとりじゃ泣けない
平成二十六年十二月十四日
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ごめんなさい 何に詫びるかわからずにあと何回呟くだろう
平成二十六年十二月十四日
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叶うって期待をさせる残酷さ鏡の池に沈みゆく恋
平成二十六年十二月十四日
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