和竹 さん
のうた一覧
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木蓮の白き花弁のほころびに垣間見るよな隠れしこころ
平成二十七年三月五日
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夜の底の何処に射す陽のありぬべき今は迷いて闇探る手の
平成二十七年三月三日
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瀬を早み逢いたき河の三叉まで小石運びて積もるばかりに
平成二十七年三月三日
4
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これほどに逢いたい思いとじ伏せて生く生き物か人間とは
平成二十七年三月三日
2
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千々に散る思いばかりの妄想の囚人となればそれを眺めむ
平成二十七年二月二十五日
2
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咲くまいと固く閉じにし蕾なれどほころぶばかりの思い募りて
平成二十七年二月二十四日
1
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またいつか何処かで会える気がしますその時きっと君を見つける
平成二十七年二月二十三日
4
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次にいつあなたに会えるかそればかり思う日毎のただ行く時間
平成二十七年二月二十三日
2
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球根の土分け見えし芽の先のもたげし思いむくむく伸びよ
平成二十七年二月二十日
1
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風吹かば騒つくこころ持て余し娘のような我に戸惑えり
平成二十七年二月二十日
1
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ただ会いたいそう送りたいラインにはよろしくお願いしますと打つ
平成二十七年二月十九日
2
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悲しみの曇るこころの今日は空け君の笑顔の陽だまりにおり
平成二十七年二月十八日
4
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東京の雪は重たし早解けて包むものなく濡れるばかりに
平成二十七年二月十三日
2
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何気ないメール何度も読み返す少しでも君に会える気がして
平成二十七年二月十三日
6
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風誘う土の匂いの湿り気の上衣を脱いで伸びする心地
平成二十七年二月十二日
4
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陽にゆるみ風に縮んでまたゆるみ今日は上着も一段と軽く
平成二十七年二月十二日
4
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残り香の冷たき風に漂えど梅は静かに冬終い散る
平成二十七年二月十日
4
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心深く求めるものを求めず慌ただしくも和やかに生く
平成二十七年二月九日
4
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溢らるる思いの堰の堅ければ浮かぶ花びら漂うばかりに
平成二十七年二月九日
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寒風に微かに流る梅の香の不意を突くもの眠らされしもの
平成二十七年二月九日
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