矢車菊さん
のうた一覧
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オリオンの傾きに似し微笑みの隔たりはただ冷え冷えとあり
平成二十八年十二月二十六日
24
遠い世界に、歌を送ろう。
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昼の月 ひとりで寝るのは寂しいと泣いたあなたの涙のかたち
平成二十八年十二月二十六日
22
4歳の娘。まだ添い寝が必要なよう...
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目を閉じて心の奥に降る雪に祈り捧げむ メリー・クリスマス
平成二十八年十二月二十五日
20
みなさま、よい聖夜を。 メリー...
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目覚めれば光と水が出会う時間 夢のつづきにせせらぎ触れて
平成二十八年十二月五日
20
お久しぶりです。お引越して、少し...
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この街で出会った夢の片翼に風はらませて さらば、横浜
平成二十八年十月三十一日
26
10年住んだ横浜の街。 さよな...
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会はずとも心に君を想ふたび友とはわれのひとつ灯
平成二十八年十月二十二日
24
恋人は何年も会わずにいるのが難し...
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「さようなら」の字を教えよとわれに言う娘の鉛筆に掌を重ねおり
平成二十八年十月十七日
26
「さようなら」・・・別れていくお...
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楽しかった思い出がただ次々と涙になってあふれてきます
平成二十八年十月十七日
24
幼児教室のこどもたちに、お別れの...
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記憶には残らないかもしれぬ日の秋空高く万国旗、咲け
平成二十八年十月十一日
29
最初で最後の運動会。4歳の子の記...
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振り向けば夢はまぼろし いちめんのコスモス畑 手を振るばかり
平成二十八年十月十一日
20
振り返れば歳月はあっという間で、...
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七歳のきみの心で理解する別れに優し花の便箋
平成二十八年十月十一日
26
「いままでありがとう、わすれない...
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かえでの葉拾えば思うあれきりになってしまった文通のこと
平成二十八年十月五日
19
お元気ですか。 もうあの住所で...
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大いなる幸ひひとつあるよりも あまた小さき幸ひあれと
平成二十八年十月四日
21
毎日少しずつ幸せを感じられる、平...
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ささやかなほんの小さな幸せを大事にできるひとがしあわせ
平成二十八年十月四日
19
幸福って、小さなものの積み重ねな...
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思い出のようにシャンパン飲み干せばグラスに残る「サヨナラ」の雫
平成二十八年十月三日
14
さよならの時がせまっています。
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さよならは未完のままにしておかう またいつの日か出逢ふ日のため
平成二十八年十月二日
12
さよならを言いに、会いにいく時間...
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風と風ふれあふやうに過ぎてゆく日常といふ無色透明
平成二十八年九月三十日
16
何気ない一日、その積み重ねが大切...
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天と地がしづかに離れゆくやうな秋晴れの朝ひかりうまるる
平成二十八年九月三十日
19
秋晴れの朝、すがすがしいです。
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てのひらを重ねるやうなたしかさで深まる秋をきみと歩まむ
平成二十八年九月三十日
16
秋が深まっていきますね。
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しあわせな記憶の化身 いま空にかかればやがて消えてゆく虹
平成二十八年九月三十日
14
虹を見つけると、しあわせな気持ち...
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