己利善慮鬼さん
のうた一覧
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躓いて恨み一段松葉杖突かず生きたし突き返したし
平成二十六年十二月六日
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数ヶ月前に複雑骨折した時の歌です
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涙にも二道あれば片袖の漬ちては君にまた袖ぞ振る
平成二十六年十二月六日
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霜清き畑踏み初め往く君の残る吐息も白と漂う
平成二十六年十二月六日
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恋い死なば恋いも死ねとや夢ならぬ道は通わず通う一道
平成二十六年十二月五日
1
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書き添えた歌に正しき律はなし文認めて名乱れんとす
平成二十六年十二月五日
1
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その愛を刃に変えよ紫の切り裂くまでの春の過ち
平成二十六年十二月五日
1
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埋み火の果実に頬を血に染めて君は水妃の手向けの花に
平成二十六年十二月五日
1
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世を映す鏡は君の手の中に戯れあればまた髪を結い
平成二十六年十二月五日
2
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空のない街に眠りて目が覚めて今日も晴れだと知るに切なし
平成二十六年十二月四日
2
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歳時記を捲りて廻る四季砌君の息吹の残らんと領る
平成二十六年十二月四日
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叶い出で彼方に適う奏での音かなかな愛しなかなか泣かし
平成二十六年十二月四日
1
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否び妻怨みは君も思ほえで露とも知らね病み止まぬ恋
平成二十六年十二月四日
1
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人なれど鬼と呼ばれて生きるなり秘めた哀しみ知らぬが仏
平成二十六年十二月四日
4
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手の平に線香花火落ちる時なくした楓君は帰らで
平成二十六年十二月三日
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倖せを忘れた君が歌う葉よ幾年過ぎて未だ枯れぬべし
平成二十六年十二月三日
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乱れ髪鬼の童を王と為せ解けて心君に知らしな
平成二十六年十二月三日
1
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殯 君を裏嘆く揺籃歌戦慄く不壊の恙知らずや
平成二十六年十二月三日
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心こそ種なれ人の言の葉を花と歌えばまた恋心
平成二十六年十二月三日
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日本百合君の差したる簪の茜知るなり夕闇は濃く
平成二十六年十二月二日
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行逢の紅蓮の裏に紅葉つまで千入の恋よ紅涙と成れ
平成二十六年十二月二日
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