己利善慮鬼さん
のうた一覧
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手を繋ぐ君との寝屋に隙間風醒めゆく夢に残した紲
平成二十七年一月十八日
2
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愛らしき角を生やした小鬼共この豆食べて疾く大人立て
平成二十七年一月十八日
1
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髪結いの童あどなく歌詠めば乱れ乱るる森羅万象
平成二十七年一月十八日
2
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鳴り響く目覚ましの音高らかに夢と現を渡す架け橋
平成二十七年一月十八日
1
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独り寝の夜に渦巻く満天の星のようだねホットミルクは
平成二十七年一月十七日
3
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降り積もる雪の厚みに温もりを感じ戸惑う幼気な彼
平成二十七年一月十七日
3
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花は燃え火は咲き誇る夏の夜の逢瀬は星の導く契り
平成二十七年一月十六日
4
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鯨取り浜の祭りの火は盛り彼方の空へ帰らむとする
平成二十七年一月十六日
6
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月の辺の闇に寄り来る星々の散りゆく時は暁の空
平成二十七年一月十六日
5
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藍色の切れて落とした髪留めが繋いでくれる今日とあの日を
平成二十七年一月十五日
3
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結ばれたリボンのような恋だけど解ける時はきっと寂しい
平成二十七年一月十五日
11
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迷う程道はなかった筈なのに君の下まで僕は行けない
平成二十七年一月十五日
4
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枕木の朽ち果てぬれば道を無み夜半の千鳥よ我が身伝えね
平成二十七年一月十五日
2
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突き立てし牙に流れる血の色に頬染む君を思い出す凪
平成二十七年一月十四日
2
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純白の鴉と成りて空を往く道は徒然君のなきには
平成二十七年一月十四日
1
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抗えぬ定めの中に住む人の旅路は何処旅立ちは何時
平成二十七年一月十三日
4
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今はただ言葉も知らぬ乳呑み子の泣くが如くに君を請いしか
平成二十七年一月十三日
4
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朝霧の絶えて久しき身となれど我が端袖は未だ漬つるやも
平成二十七年一月十三日
5
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歯車が噛み合うように僕達は巡り会うんだ互いに素でも
平成二十七年一月十三日
4
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車内灯うつらうつらと鳴く夜の旅客は誰も行く先のなし
平成二十七年一月十三日
4
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