己利善慮鬼さん
のうた一覧
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夕焼けが染み込んだまま夜が来る頬も焔も真っ赤に燃えて
平成二十八年二月二十二日
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青かりし空には今や白詰の草を集めて雨宿りする
平成二十八年二月二十二日
5
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踏むことも出来ずに滑る雪の原鏡のように映す泣き顔
平成二十八年二月十八日
4
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チョコさえも溶けるくらいに暖かきバレンタインと春の青空
平成二十八年二月十八日
1
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夕焼けは海原越えて火垂氷の天の原往く星に霜降る
平成二十八年二月九日
4
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「君が好き」冗談だった筈なのに冗談だった筈なのに今
平成二十八年一月三十日
7
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地に伏して剣の色を目に留めて立てば輝夜の月隠す雲
平成二十八年一月二十四日
2
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空澄みて雪解けの道からからと駆け行く子等に旧き日を見る
平成二十八年一月二十日
4
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朧月椿ささめき名残雪紅に染めよと落ち滾つかも
平成二十八年一月十三日
1
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狂うほど君を見ていたはずなのに僕は未だに恋ができない
平成二十八年一月十三日
2
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今日の昼どこで食おうか悩みつつ電車に乗ればもう家に着く
平成二十八年一月十三日
4
大学から家まで二時間弱はあるはず...
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霜降りてサクサク歩く人々が気付かぬ草を慈しむ君
平成二十八年一月十三日
6
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はらはらとひらひらと降る雪桜星の幾つを隠してはほら
平成二十八年一月八日
5
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踏み初めし道に背伸びの霜柱神の白雪言祝ぎの街
平成二十八年一月一日
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あけましておめでとうございます。
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嘆きさえ尊き歌にできるならやがて誰かも安らげるかな
平成二十七年十二月三十一日
2
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眠りへと落ちる間際の安らぎへ委ねた躯ゆらゆらと揺る
平成二十七年十二月三十一日
3
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雨止みし灰被り姫が傘閉じてごらん虹より鮮やかな灯を
平成二十七年十二月二十二日
3
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凍て空を裂きし朝陽の鮮烈よ猫の瞳に突き立ちて待て
平成二十七年十二月十三日
3
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壁一つ隔てた場所にいる君が夜をこんなに冷たくさせる
平成二十七年十二月十日
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世の中の歌は数多の時代より詠まれて今は愛すべきもの
平成二十七年十二月七日
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