己利善慮鬼さん
のうた一覧
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今痛む胸の何処かに住んでいるあの日隣で笑った君が
平成二十九年八月二十二日
9
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「愛したい」「愛されたい」と言う二人だけど生きてる夜が違った
平成二十九年八月二十二日
5
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図鑑にも載らない花が何よりも好きで貴方と祭りの夜に
平成二十九年八月二十日
7
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琥珀色に枯れた言の葉かき集めあと一度だけ恋をしてみる
平成二十九年八月十九日
5
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おおむかし、初恋ひとつ、ありました。むかしむかしのおはなしでした。
平成二十九年八月十七日
5
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優しさを赤い絵の具で塗り潰しこれが心と叫び続けた
平成二十九年八月十五日
8
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恋だね、と静かに告げるその人の唇だけをずっと見ていた
平成二十九年八月十五日
7
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好きだって認められない人がいて嫌いになんてならないでいて
平成二十九年八月十四日
5
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空の歌よ届け心もない街の萎れる花の映る窓辺に
平成二十九年八月十四日
8
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雲の白心に一つ取り込んで何とはなしに空の気になる
平成二十九年八月十四日
5
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刹那咲く光をいくつ結んでも僕らの恋は星になれない
平成二十九年八月十三日
3
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この声が玉響の夜の戸を越えて君の心を引っ掻けばいい
平成二十九年八月十三日
5
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癒せない痛みを知っている君が高原の星に見せた溜め息
平成二十九年八月十二日
10
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問えば光る今日は昨日の星屑に見せてあなたの変わらぬ夢を
平成二十九年八月三日
5
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翼には君の名前を書きましょう万里の空で迷わぬように
平成二十九年八月三日
4
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横顔に優しい影を見たようで好きと言えない日々が繋がる
平成二十九年八月一日
5
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雨に消ゆ君が明日には残り香の匂うも限り八月の恋
平成二十九年八月一日
4
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雨に呼ぶ君が昨日の残像で隔たれしもの八月の人
平成二十九年八月一日
5
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雨に問う君が心の残響は黄昏越えて八月に舞う
平成二十九年八月一日
3
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雨に聞く君が言葉の残照を乱して今日は八月の右
平成二十九年八月一日
3
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