己利善慮鬼さん
のうた一覧
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通草食う幼き日々は甘き密初恋さえも知らぬ昔日
平成二十六年十一月十四日
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夢新旅立つ朝は手枕に残る香りと繁く吹く風
平成二十六年十一月十三日
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この空を二度と見れぬと知ったなら夢だに君は鳥と成らなん
平成二十六年十一月十三日
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優しさで僕を撫でるな傷付けろ君は高嶺の花なのだから
平成二十六年十一月十三日
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鳳凰の影や水面に霞みける逢わで想いぞ今まさに翔ぶ
平成二十六年十一月十二日
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我が袖に擦れる衣は後朝の水に染まりて開くくちなし
平成二十六年十一月十一日
1
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白露の草と別れて凍る間に我思う君よ泣きにし泣きそ
平成二十六年十一月十一日
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誰が禊夕波寄する細石濡れてや君と死の分かつまで
平成二十六年十一月十日
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影は逝く光と同じ速さにて地に描きしは君のなき顔
平成二十六年十一月十日
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月草の移ろい易し人心嵐す寂びて晴れ渡るなり
平成二十六年十一月十日
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罪深き我が手に宿る想いとや狂いて君を傷付けるらし
平成二十六年十一月十日
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君が未だ青い葛籠を編みし時藤の花こそ枯れて無くなれ
平成二十六年十一月十日
1
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忘れ敵友とも呼べる君が為今ぞ終わりぬ恋い難き日々
平成二十六年十一月七日
1
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罪の色を問えば誰なや答えけむ濃い灰汁色と嘯きけるは
平成二十六年十一月七日
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君は未だ盛りを知らぬ桜たれ我ぞ散らさむ春来るなら
平成二十六年十一月七日
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長曝れど君を恋しと思うらし巖なかりけり帰らぬたまを
平成二十六年十一月六日
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君想う夕立つ空は秋の名をかりてかえさぬ去にし古
平成二十六年十一月六日
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五月雨に乱れいざ醒め笑いしは妹の仇と知りぬべきかな
平成二十六年十一月六日
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道を行く末の花房落ちてやも君の一目に付くこともなく
平成二十六年十一月六日
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遠き日の夏は過ぎ往き高き陽の翳ろうとして君の手を取る
平成二十六年十一月五日
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