己利善慮鬼さん
のうた一覧
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木霊する恋の鼓動に請われしや俯す月のあわつけき空
平成二十七年一月十一日
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凍て空にぽっと開いた花束は砌忘れの契りの誓い
平成二十七年一月十日
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凍る程月の鋭き夜なれば身を束ねてや貫かるらむ
平成二十七年一月七日
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クラッチを急けばエンスト黙り込む恋のマニュアル操作難し
平成二十七年一月七日
4
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霜白き野に出て君とはた会えば紅こそ冬の色となりけれ
平成二十七年一月六日
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夢許り見果てる程に青い空雲に隠れて泡沫のうた
平成二十七年一月六日
2
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果つる程惑う涙もありましょう袖を染むるもありますならば
平成二十七年一月四日
2
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白雪の散って血汐の凪ぐ頃に見付けてくれる君と約束
平成二十七年一月三日
2
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しとしとと倭文褥に嫉妬して閑か鵐の鳴く霜の夜に
平成二十七年一月二日
2
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この身をば歌留多の札とせむことを君に取られて手を取りたくて
平成二十七年一月一日
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なぜ雪が白いか知っているのかい? そう問いかけてもう融けかけて
平成二十七年一月一日
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茜染みいざ白波の龍田山錦立つより君に知らなむ
平成二十六年十二月三十日
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あの朝に結んでおいた恋文はきっと「 」吉 君の手を取る
平成二十六年十二月三十日
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彷徨いの果てに振り向き驚いた描いた軌跡君への一途
平成二十六年十二月二十七日
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雪のよに貴方の肩にのれたならけれども融けてしまうのならば
平成二十六年十二月二十六日
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微笑みの仮面を着けた顔ばかり嘘ばっかりの僕でゴメンね
平成二十六年十二月二十六日
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咲くことも出来ずに凍るこの心死後硬直の末にほどける
平成二十六年十二月二十六日
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吾が骨も灰と成りては君が為惜しかりけるも今は惑わず
平成二十六年十二月二十三日
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古き日は色で始まり今の日は愛で始まる二人の話
平成二十六年十二月二十三日
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流星に撃たれて恋に沈む夜願いを告げることも忘れた
平成二十六年十二月二十三日
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