由良さん
のうた一覧
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降り続く雪にはしゃいだ童心を思い出してるファインダーの奥
平成二十二年二月七日
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寒空にぽっかり浮かんだ陽だまりの木々からピルルル鳥のさえずり
平成二十二年一月十六日
3
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スイートピーに支柱を立てつつ思うこと私 あなたの支えになりたい
平成二十二年一月十三日
3
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アマゾンに歌集を注文しながらも先の歌人を羨んでいる
平成二十二年一月十一日
3
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コンビニに迷い込んだ白い犬不安げにクンクン匂いを嗅いで
平成二十二年一月十一日
1
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戦闘機の代わりに国境を越えて癒しとなれよこの歌
平成二十二年一月十一日
3
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もくもくと大福みたいにふくれてく雲は冬の空を陣取る
平成二十二年一月十日
1
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マスターに丁度の額で出したからお釣りをもらう手に触れられず
平成二十二年一月十日
6
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沈黙を守りし恋人たちだけの角砂糖1こ分の別窓
平成二十二年一月十日
1
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オーブンで焼かれてすぼんだプチトマトキスを待ってる唇みたく
平成二十二年一月十日
1
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見上げれば明け方の空銀色に光る三日月身動ぎもせず
平成二十二年一月九日
5
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身を開くその時を待つ かすみ草誰の為でもないはずなのに
平成二十二年一月七日
7
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夜更けには 君の口髭がそっと誰かの肌の上を這うのか
平成二十二年一月六日
3
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草花に水を蒔いている君の毛糸の帽子と口髭を見る
平成二十二年一月六日
3
思いがけず見る事の出来た一面
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墨汁がぽとりと落ちて滲むようそんな嫉妬を埋めた粉雪
平成二十二年一月六日
7
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新しい春が運んでくるものを育てていこう 繋がるように
平成二十二年一月六日
5
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「おかあさん、ありがとう」のクレヨンの文字が十年経っても和む
平成二十一年十二月二十七日
3
大掃除していて見つけました。娘よ...
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はらはらと貴方の肩に舞い降りて染み込む雪が羨ましくて
平成二十一年十二月二十三日
2
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キュッとなる冷気に頭覚まされて自転車を漕ぐ足が速まる
平成二十一年十二月二十三日
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早朝の染み入る寒さ振りほどき師走の空に鳥は羽ばたく
平成二十一年十二月二十三日
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