涼也さん
のうた一覧
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安い歌詞がサファイアの哀しみを連れ「このまま時が止まればいいのに」
平成二十六年十月三日
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愛されて愛されてなお飽き足らず生娘の声で物乞いの顔
平成二十六年十月三日
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あなたから貰ったゴディバのアイスノン任命します冷蔵庫王
平成二十六年十月三日
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「生きとっけん、会えるとたい」と祖父が言う「生きんば」が猛るつむじとかかと
平成二十六年十月四日
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とりあえずハカイコウセン撃てそうな気のせいがする午後八時なり
平成二十六年十月七日
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レールとか橋や道路を全部曲げぐねぐねにしたら息をしようか
平成二十六年十月九日
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一ページ本読むごとに十円のバイトの人手が足りないってよ
平成二十六年十月十日
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さやさやと鳴る虫の声いつからだろう時がこぼれる音に聞こえる
平成二十六年十月十日
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晴れたから君のいる西へちょい歩き朝マックなう私は優雅
平成二十六年十月十一日
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死んでいる魚の目の俺はうたうよ微かな声で教授の愚痴を
平成二十六年十月二十日
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紫蘇が好きチーズは嫌いと詳細に語る友達どこか可愛い
平成二十六年十月二十日
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光とは影とは何かを告げるよう丑三つ時に飲むブラックは
平成二十六年十月二十三日
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「柑橘類苦手だったね」「いや、いいよ」柚子は耐えれる君は潮時
平成二十六年十月一日
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鏡にはもはやカボチャか でも君の瞳に違って映ると信じ
平成二十六年十月三日
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書くことの無きと思へどつい君に送らば送れとラインする我
平成二十六年九月二十九日
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目が合うとワッと逃げゆく野良猫に似ている僕は君を目で追う
平成二十六年十月一日
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図書館の本に桃花挟まれておりその葉や幹のあなたが浮かび
平成二十六年十月一日
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杖散らし老いたる人の手に提ぐるパン大袋鳩にや届かむ
平成二十六年十月四日
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浅葱満つ暁の面を眺むれば心をぞ淬ぐ音さへ聞こゆ
平成二十六年十月五日
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コポコポと鳴る五合瓶カラカラと搗ち合う氷 月夜のグラス
平成二十六年十月十六日
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