富鴨さん
のうた一覧
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経験が役に立つとも思えずに焦げたベエコンを貪ってゐる
平成二十七年十二月二十六日
4
1561-1626
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万人がレヴィ・ストロースを理解する 俺の居場所がなくなっていく
平成二十七年十二月二十四日
4
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くるくると廻る命に健気にも震える指で抗う子らを、
平成二十七年十二月二十三日
4
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屠殺場に曳かれる牛の目の奥のこの世でいちばんきれいな記憶
平成二十七年十二月十七日
13
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絶望は20世紀に死にまして淡い諦観だけがあります
平成二十七年十二月十六日
7
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走らない車がそうであるように街の夜空はごみくずである
平成二十七年十二月十五日
7
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洗礼者 器官の精液がヒトの上澄みならば tumbling down。。。
平成二十七年十二月十三日
3
tumbling down......
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加速する意識は青くさざめいて唯一の自由である手首
平成二十七年十二月十二日
6
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文明の利器を貪る人々に「ヒト」の定義を教わって、冬
平成二十七年十二月八日
6
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君だけは笑って生きて欲しかった 星のかけらとアノマロカリス
平成二十七年十二月七日
8
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触れた日の記憶の固執 隣人の面の皮ごと剥いで いこうか
平成二十七年十二月六日
4
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酸素解離曲線のあたたかさを知っているのは僕らくらいだ
平成二十七年十二月五日
2
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目の前のものが綺麗であるだけに意識の底で死にゆく眼窩
平成二十七年十二月四日
4
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終電で俯いている老人の背中に明日の冷たさを見る
平成二十七年十二月三日
11
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飛び込み自殺で電車の止まる朝 舌打ちをしてラッスンゴレライ
平成二十七年十二月一日
4
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次こそは君を堕としてみせるからやさしくしてよハイエロファント
平成二十七年十一月二十九日
4
ハイエロファント...法皇(番号...
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とはいえ、妄想だけでも生きられる お手頃価格のいのちのかたち
平成二十七年十一月二十八日
6
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先端の欠けた十字架明らかに人の不幸を喜んでいる
平成二十七年十一月二十七日
3
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ハンバーグああハンバーグハンバーグ明日誰かが幸せになる
平成二十七年十一月二十四日
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虐待をするような目で木漏れ日が音楽室をとかしてゆくよ
平成二十七年十一月二十三日
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