詠み人知らずさん
のうた一覧
(カテゴリー:自然 並び替え:新着順)
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吐くように丸い背中で少量の 言葉を絞る そんなのがいい
平成二十八年五月十四日
14
あたしゃ常時饒舌スイッチONなの...
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そうやって土に返るということを 認められない 肉でありたい
平成二十八年五月十二日
21
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腐敗した果実の甘さ頬張った 邪悪な人は ニンゲン全部
平成二十八年五月十一日
15
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だんだんと薄ぅくなって消えてゆく毛髪じゃなく人そのものが
平成二十八年五月六日
14
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川底に鯉の家族の影があり 故郷自慢の 友が微笑む
平成二十八年五月三日
19
自宅前の川にて初めて鯉の影を見ま...
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生き馬の目を見ろそれが草食だ「系」の字のない純粋系だ
平成二十八年五月三日
10
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降り出した雨の匂いは土の中 命の種の 主張なんだな
平成二十八年五月三日
24
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人間も自然が創るものならば 人工物の カテゴリはなに?
平成二十八年四月二十七日
13
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黒色の単語を混ぜて感情は 固定したまま ただ吐き続け
平成二十八年四月二十五日
12
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ハンカチを忘れたけれどそう言えば 汗拭くときは ワイシャツの腕
平成二十八年四月二十五日
7
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靴下の穴を繕い再生す 胸のそいつは 明いたままだが
平成二十八年四月二十五日
19
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出勤の準備に窓を全開し 花粉まじりの 涼風入れる
平成二十八年四月二十三日
13
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朝方のごみ収集所 重なった 袋に家の 事情が透ける
平成二十八年四月二十日
18
うちの市はごみ袋1枚が43円もす...
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食べ物は吾の胃の上で拒否されて 体重計に 乗らぬ選択
平成二十八年四月十八日
11
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半月に僕の獣が吼えている 路上詩人が それを見ている
平成二十八年四月十七日
24
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さわさわと吹かれて騒ぐ草々に 同期している 四月の歩行
平成二十八年四月十七日
18
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Tシャツで買い物に出て今季初 寒くないよと 背筋を伸ばす
平成二十八年四月十六日
20
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絶望の分厚い雲の中心に 楔のように 光が刺さる
平成二十八年四月十六日
21
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春の宵 地下から涌き出る人たちが すべて名無しの ゾンビに見える
平成二十八年四月十五日
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どちらかを選ぶのならば葉桜の びゅんびゅんしてる 緑がいいね
平成二十八年四月十五日
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