詠み人知らずさん
のうた一覧
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ただ母の笑顔を見たい赤ん坊 然るに母は スマホが大事
平成二十八年六月二十五日
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赤ん坊の最初のコミニュケーション...
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かさかさの手の甲に浮く静脈は 誰かのための 苦労のしるし
平成二十八年六月二十六日
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休日に仕事に励む喜びよ 日本がオレを 祝ってくれる
平成二十八年九月二十二日
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電車ががら空きだったので戸惑った...
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主役たる私を抜いた送別会 関西人の 自分だけ主義
平成二十八年九月二十七日
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まさか転勤する私の都合の悪い日に...
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寝室に病む妻のあり猫もあり 九の命を 一つ貰いし
平成二十八年十一月五日
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猫は九つの命を持っているそうです...
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弛緩した休みの朝に溜めている 残りの生の 発条になるもの
平成二十八年十一月十九日
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何気なく電話の予測変換に 愛していると 暴露されたい
平成二十八年十一月二十二日
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目覚ましのスマホのメロが憎くなり アナログ時計 復活の朝
平成二十八年十二月二十二日
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学生も勤め人も
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窓の向こう三人ほどの話し声 入眠までの 薄い幻聴
平成二十九年一月十日
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懐かしいような怖いような
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本当に烏の行水するところ 見てしまったよ 十秒足らず
平成二十九年一月十七日
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コンクリの隙間に根づく雑草の 名前をひとつ 言えるだろうか
平成二十九年五月五日
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おーいアンタ。反論しなさい。
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喝采を浴びて階段登るより 貴女ひとりの 気持ち惹きたい
平成二十九年五月十二日
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電柱の影を探して陽を避けて 人は季節に 越されるばかり
平成二十九年五月十六日
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洗い桶に溜まった椀をチラ見して 妻の帰宅に 合わせて濯ぎ
平成二十九年五月十九日
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日課です。
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すれ違う小学生がにこにこと お早う」って言う いい日が来たね
平成二十九年五月二十四日
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きらきらを湛えた川の土手にあり 草を背中に 眠ったようだ
平成二十九年五月三十日
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下の句はフィクションです。こんな...
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あと何度 箸を取るのか数えれば ジャンクフードは 視野から除外
平成二十九年六月十一日
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熱病の氷枕のカラカラと 足音を消す 母の気づかい
平成二十七年六月七日
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息してる君の隣のスペースに 片肘ついて 寝そべる幸よ
平成二十七年七月三十一日
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猫を含む家族
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つま先に雨が滲みこむ靴でさえ 楽しみたいと 思う日もある
平成二十七年十一月十七日
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ないない
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