緑川夜枝さん
のうた一覧
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冷たさが増してくだけの夜なので お願い明かりは消さないでいて
平成二十七年五月七日
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見当もつかないが帰る場所のある カラスみたいになりたいと思う
平成二十七年五月七日
4
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夜走るトラックに乗ったにいちゃんは 今何を思ってるのかな、とふいに
平成二十七年五月七日
1
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暗い部屋見えないものが見えそうで 見えないままでいたいことまで
平成二十七年五月七日
3
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眠れない夜は夢見ることさえも 忘れて明日の足音を聞く
平成二十七年五月七日
4
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シチューって言葉の語感好きだなと それとなく告げる可愛い策士
平成二十七年四月三十日
6
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記念日はおめかししてる言葉さえ フォークと踊るスパゲティ、パスタ
平成二十七年四月三十日
1
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はふはふと口の端から溢れる「好きだ」 ゆっくりお食べと答える「愛」だ
平成二十七年四月三十日
1
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テーブルに幸せを運ぶお仕事です。とろけてしまえドゥミグラスハニー
平成二十七年四月三十日
2
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ケチャップと戯れるえくぼオムライス 幸せが集うまんまるなお腹
平成二十七年四月三十日
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唇を合わせることのできた日にゃ 拙い言葉はもう野暮じゃんか
平成二十七年四月二十六日
2
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わかんないわかんないよ未来なんか 明日の献立だって知らない
平成二十七年四月二十六日
1
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好き嫌い愛ウソ恋しいどっか行け ぐるがたごとん洗濯機回る
平成二十七年四月二十六日
2
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消音のテレビだけがチカチカ騒ぐ 零時を六分過ぎた孤独と
平成二十七年四月二十六日
2
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もう何も知らないいらない聞こえない 隣にいてさえくればいいんだ
平成二十七年四月二十六日
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特別を一つも持たない私ですから 奪ってほしい君に無性に
平成二十七年四月二十五日
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雨の日は期待している傘立てに 座り途方にくれる猫背を
平成二十七年四月二十五日
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君のこと好きだったよと嘯いた 口にしないと過ぎてくれない
平成二十七年四月二十五日
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手を伸ばせば届くはずだったあの頃は 今のわたしに月は遠いよ
平成二十七年四月二十五日
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忙しない日々にいつしかスキップの 仕方も忘れてしまった子供
平成二十七年四月二十五日
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