桜井凛香さん
のうた一覧
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フルーチェのかたさにこだわる君がいる朝はぷるぷるゆるい緊張
平成二十六年七月三日
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今日ひとつ犯した罪を浄化するユニットバスでひとときの禊
平成二十六年七月六日
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天と地のあわいで燃える花たちに水をやるのがわたしの役目
平成二十六年七月七日
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少しくらいフシアワセでもかまわない君のとなりにいられるのなら
平成二十六年八月一日
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恐れ捨て醜き我をさらけだし君を抱きたい今すぐに来て
平成二十六年八月二日
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何もかも面倒くさいな桃缶のことなどどうでもよいではないか
平成二十六年八月三十一日
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無気力になると昔作ったこの歌を思...
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ラジオから流れるアイコの歌のせいあの日のせつなさ息ができない
平成二十六年六月二十五日
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ハチミツの瓶を毎朝抱えてる君はくまプーみたいでかわいい
平成二十六年七月三日
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コンタクトレンズを脱いで君をみたい裸眼で焦点合う近距離で
平成二十六年七月三日
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食べたくて苦しくなったら短歌詠む消化ではなく昇華するのだ
平成二十六年七月四日
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ほどかれて微熱の指で梳かれるとき長い黒髪うたいはじめる
平成二十六年七月十一日
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今日はたぶん頑張る日なんだと言い聞かせリポビタンディ一気に飲み干す
平成二十六年七月二十三日
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梅雨明けしたばかりなのに、すでに...
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一緒には死ねない仲のふたりでも黙って手と手をしっかり握る
平成二十六年六月二十九日
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紫陽花の涙あふれるひとしずく無罪であると信じています
平成二十六年六月二十二日
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少しづつ美貌が衰えています四十六億歳青い惑星
平成二十六年六月二十三日
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しっくりと身体になじみ驚いた岡本太郎の椅子のオブジェに
平成二十六年六月二十三日
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岡本太郎美術館に行ったときに実際...
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脱原発求めて歩むデモ隊を激しい夕立襲う金曜
平成二十六年六月二十七日
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「わたし」という言葉がなかった昔にはわたしとあなたの区別はなかった
平成二十六年六月三十日
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不機嫌なオーラを常に放ってる妻から目ばかりそらす食卓
平成二十六年七月七日
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この野郎泥棒猫と罵られる快感愛人冥利に尽きる
平成二十六年七月十八日
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