詠み人知らずさん
のうた一覧
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昼寝する我によりそい川の字で犬の親子も仲よく眠る
平成二十七年五月二十四日
21
日曜のお昼。
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街中でサイレンが鳴り爆音が空から聞ゆ空爆の地よ
平成二十七年五月二十四日
8
空爆におびえる市民の地。
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座らずにパフェがのりたるテーブルに向いて立ちて幼子が食べ
平成二十七年五月二十四日
11
ファミレスでパフェを食べる子。
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池に浮くうす紫の睡蓮が昼のあいまに開きて閉じて
平成二十七年五月二十三日
16
数時間だけ開く睡蓮の花。
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走りてはストレッチをも続ければ老いたる我も若き身体に
平成二十七年五月二十三日
12
鍛える。
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暑くなり恵みになるか雨の降るされど変わらぬしおれたツツジ
平成二十七年五月二十三日
12
ツツジは終わり。
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合鴨が放され泳ぐ水田は昔ながらの稲が実るよ
平成二十七年五月二十三日
11
合鴨農法。
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浴衣着た女子がしゃがみて海岸で花火で遊ぶひと夏の恋
平成二十七年五月二十三日
16
夏の夜の海岸。
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薄暗き香をたきたるお堂にはくすみし金の如来がおわす
平成二十七年五月二十二日
15
薬師如来。
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夕方のスーパーに行き値引かれた弁当を買うひとりごはんよ
平成二十七年五月二十二日
23
ひとりごはん。
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電線にツバメがとまり鳴いているきっと近くに巣があり子あり
平成二十七年五月二十二日
14
ツバメ。
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香りよき豆を挽きたる薄暗きジャズの流れる老舗カフェかな
平成二十七年五月二十二日
15
老舗カフェ。
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平城の土器に残れるすごろくは万葉の世に詠まれしみやび
平成二十七年五月二十二日
16
すごろくの土器発見。
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刻まれたねぎが浮かんだつゆにつけわさびをつけるそうめんは美味
平成二十七年五月二十一日
13
そうめんの季節。
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ハシゴには先にのぼるよ兄ちゃんが屋根の上から花火が観える
平成二十七年五月二十一日
10
町の花火大会。
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露店でて輪投げやクジや綿菓子やリンゴ飴あるお祭りの道
平成二十七年五月二十一日
15
お祭りの日。
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高校の近くで流行るラーメン屋学割がきく大盛りがウリ
平成二十七年五月二十一日
12
部活帰りに。
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押入れのなかにひそんだかくれんぼ狭くて入れぬ大人になりぬ
平成二十七年五月二十一日
23
幼き頃のかくれんぼ。
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おしゃれにもボロにもなれるジーンズの破れを見せる女子力のあり
平成二十七年五月二十日
10
ジーンズの着こなし。
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幼虫は黄色き角が突き出せどさなぎで失せて揚羽蝶にと
平成二十七年五月二十日
9
揚羽蝶。
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