詠み人知らずさん
のうた一覧
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運転を高齢でする若さでもブレーキ跡なき事故の多かり
平成二十七年二月十一日
3
高齢者の運転事故。
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肖像は光と影を研ぎすまし人格までも輪郭になり
平成二十七年二月十一日
4
肖像画。
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農民の落ち穂を拾う姿には変わらぬままのいとなみのあり
平成二十七年二月十日
7
世は変われども。
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チャレメラのしばし鳴りてはふたつねと町工場からおやじが二人
平成二十七年二月十日
5
屋台のラーメン。
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決算の赤字が続く企業なぞ異常気象の飢えの地のごと
平成二十七年二月四日
1
赤字の企業。
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投げられて開かれ動く画像には捨てられてさえ朽ちれど残り
平成二十七年二月四日
1
動画はいつまでも。
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焼く前のお好み焼きの具のようにかき混ぜ広げ伸ばしてみたい
平成二十七年二月四日
2
自分でやる楽しみ。
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国会の中継見れど議員らのお披露目がため晴れ舞台ぞよ
平成二十七年二月四日
1
テレビの国会中継。
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激辛のカレーの店のチャレンジャー重量挙げのごとき倍数
平成二十七年二月二日
2
激辛のカレーに挑戦。
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トランプのごときに分かる格差ならシャッフルすれど絵札に勝てぬ
平成二十七年二月一日
2
格差。
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ビールより買って飲むのは発泡酒安っぽき名も酔えばよきかな
平成二十七年一月三十一日
2
発泡酒。
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閉店のまぎわのカフェで本を閉じにぎわうバーで人生語り
平成二十七年一月三十日
3
人生を読み、語る。
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人の居ず見られぬときであればこそお天道様のごとき我なれ
平成二十七年一月三十日
2
陰徳。
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船頭の川に竿さし下りしが川歌のありしぶきのかかり
平成二十七年一月二十八日
3
川下り。
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人よりもそう思ふればますますに低きに沈む我に嘆くや
平成二十七年一月二十七日
5
欲望。
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飲み会もオフになりがち開幕をさかなにするはプロ野球かな
平成二十七年一月二十四日
1
プロ野球の開幕待ち遠しい。
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書類など打ちなおすのは日付だけ議題も同じ内容もまた
平成二十七年一月二十日
3
お決まりの書類。
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古けれど職人さんの腕時計アナグロでなきアートのオブジェ
平成二十七年一月十八日
2
スイスの腕時計。
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ビル街をカラスの群れて空を舞ふ企業戦士の死臭かぐごと
平成二十七年一月十八日
3
ビル街に影も。
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泳がねば呼吸のできず死に至るマグロのような日本経済
平成二十七年一月十六日
3
成長が無ければ。
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