詠み人知らずさん
のうた一覧
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この家に生まれてきたが住人の老いては亡くなり、今は我ひとり
平成二十六年十一月十日
8
五人家族が、次々と。
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友達のように話して食事する父と娘の日替わりランチ
平成二十六年十一月八日
4
仲の良い父と娘のファミレスのラン...
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冬の来む鍋を食むなばカニやフグ、日帰り温泉、おきまりの絵か
平成二十六年十一月七日
3
冬のおきまりのプレゼン。
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同じことたびたび言ひて伝わらむ老いたる母よ我は息子ぞ
平成二十六年十一月四日
4
高齢の認知症の母と、息子。
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押入れのコタツを出して組み立てる父のお役目、今年は遅め
平成二十六年十一月三日
3
いよいよ、冬支度。
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大根を擦りておろして炊き立ての新米ご飯にのせるごちそう
平成二十六年十一月三日
4
質素なれど、ご馳走。
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表札の二つ並びぬ門柱の奥の自転車、さまざまなりや
平成二十六年十月二十六日
3
二世帯住宅。
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風ととも魚や肉の旨味来ぬ隣の親子の弁当を食み
平成二十六年十月二十日
3
観光地で、隣の親子が、弁当を食べ...
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今日こそは叱りはすまじと思いつもひとつふたつと耐え難くなり
平成二十六年十月二十日
5
幼い我が子のしつけ。
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補助輪を 外してまたぐ 女児の背を ママが叩いて 自転車を押し
平成二十六年十月十八日
2
我が子の自転車の練習。
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納豆を ハシでつかめぬ 僕を見て 父と同じと 母もこぼしぬ
平成二十六年十月十八日
2
ハシの握り方は、親に似る。
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空き部屋や 一人暮らしが 増しつつもニュータウンといひ 昭和の名残りぞ
平成二十六年十月十六日
5
ニュータウンは、古き良き時代の。
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亡き父の 数珠を握りて 指伸ばし 命あること 静かに合掌
平成二十六年十月十三日
8
手術の成功に感謝。
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定年と 言われる時が 我に来て 妻の縄張り 掟を学ぶか
平成二十六年十月十二日
6
家庭は、妻の縄張り。
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作法など 関係ないと 親は言い 子らが倣いて 家風となりぬ
平成二十六年十月十一日
3
家風とは。
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カネでなく おカネと言いて 幼子に お、も付けて渡す ママのお使い
平成二十六年十月八日
2
幼子のお使い。
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サンプルを 眺めていると 我先に 子がママを連れ パフェを食べると
平成二十六年十月七日
2
レストランの店先で。
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野良猫の 赤児のような 鳴き声が飼い主の無き ひもじさかもし
平成二十六年十月六日
2
野良猫、哀し。
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たこ焼きの プレートを出せば 幼子の お遊びになり おやつにもなり
平成二十六年十月六日
3
たこ焼き、楽し。
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スタジオで バレエを習う 幼子が 横に一列 鏡にママも
平成二十六年十月五日
2
我が子のバレエを、見学するママ。
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