速魚さん
のうた一覧
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恋の猫外に出たいと甘えきて したたかな目で闇に消えゆく
平成二十六年六月十四日
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うちの猫、去勢していてもこうです...
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うつし世を忘れることは天の恵み そを教えしは夕暮れの雲
平成二十六年六月二十一日
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争いの星が近づき呪詛溢れ恐竜みたく絶滅しないか
平成二十六年七月十九日
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争いは太古からあるけど武器が...
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この世での罪はこの世で濯ぎたい 神様 続篇なしにして
平成二十六年七月二十三日
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君の殻を割ってみたら柔らかな 薄いベージュの胡桃の真実
平成二十六年八月二十八日
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都会にて蝶々のようにひらひらとしたいと思う草刈りの後
平成二十六年九月二十七日
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休日がまる潰れ。
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バーチャルの想い人でもいたならば秋を上手にやり過ごすのに
平成二十六年九月二十七日
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これは歌です。募集しているわけで...
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相槌も仕事と悟り首振りのべこに変身する月曜日
平成二十六年十月二十七日
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自慢話が止まらない同僚に捧げたい...
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狩りに出て獲物に会えずぐるぐると迫るスーパー終了時間
平成二十六年十月二十七日
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グツグツと狂乱という鍋の中あなたと私煮詰められてく
平成二十六年十一月三日
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人生を楽しく生きよと囁く悪魔が酒を注ぎくる夜
平成二十七年七月十四日
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氷室より去年の土筆放り出し 今年の春を閉じ込めんとす
平成二十九年五月七日
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そろそろと三日坊主が目を覚ましわたしを誘いかどわかす頃
平成二十六年六月二十二日
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記憶さえ手放してゆく次の世の私は私なんだろうか
平成二十六年七月二十六日
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白い指先にほんのり紅のせて女人のつもりの新生姜
平成二十六年八月十七日
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青い背と銀の腹を輝かせて海を写して秋刀魚くる
平成二十六年九月四日
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一瞬の光つぎつぎ轟いて 闇を炙る美と恐怖の夜
平成二十六年九月五日
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柿の葉に赤色、黄色、塗って 秋は燃える準備始めたらしい
平成二十六年十月七日
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落人の伝説残る里行けば紅葉照り映え燃える山の端
平成二十六年十一月十一日
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それはもう妖しく哀しいような紅葉...
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ノンアルのビールで酔ったふりをして本音をこぼす忘年会
平成二十六年十一月二十一日
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