秋日好さん
のうた一覧
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パンジーの透けた色味に魅せられてマルハナバチは体躯を下ろす
平成三十一年三月二十八日
15
小さい羽根と丸っとした身体との比...
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今春の最初の椿が三メータ吹き飛ばされてパンジーと逢う
平成三十一年三月十七日
15
もっと花が落ちてしまいそうな雨風...
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花冷えに頭もたげた水仙もプリムローズに屈み折れ逝く
平成三十一年三月十日
14
風も強くて、花首が折れて株もとに...
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歌雅離れて疎し故郷の雛の祭に咲く花々よ
平成三十一年三月三日
20
やっぱりだめだね、何とか両立させ...
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指先の洗濯バサミの向こうには春の青空楓の若芽
平成三十一年二月二十三日
17
針葉樹花粉はあるけど黄砂現象はな...
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通り道ぬかるみ無しと判断しスニーカー履く 白い靴紐
平成三十一年二月十六日
14
夫のルーティーン、土曜朝の新聞購...
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動かない湿った空気に沈殿し暗き草食む影の野兎
平成三十一年二月十六日
12
帰宅路、野原の中の遊歩道。こちら...
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今日ひとつワイルド・チェリーのほころびて花霞み待つみっつよっつと
平成三十一年二月十四日
16
セイヨウミザクラのはずですが、野...
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鉄道が西陽に向けて走る時ケントの牧場は青藍暮色
平成三十一年二月十三日
17
「鉄道」はほんとは走らないよねー...
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この世での立ち方ひとつ決められず半世紀過ぎまた雪が降る
平成三十一年二月九日
18
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牡丹雪成り損ねたらし雨粒が傘に響いて手をくすぐって
平成三十一年二月二日
16
むずむず。 雪がいい!
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風花と見ゆれど次第に積もりゆく白き朝にたたずむ睦月
平成三十一年一月二十四日
21
一月は行く、ですよね? 今朝、あ...
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水たまりパキリと割れる薄氷と空気しかない厳冬が来た
平成三十一年一月二十三日
17
もともと浅い水たまりなのですが、...
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空の色枝色輝く庭日和ベッドの上にあぐらをかいて
平成三十一年一月八日
13
曇天の多いこちらの冬に、今日は見...
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片隅に忘れ去られた君子蘭灯火のように咲く気高さを
平成三十一年一月六日
17
サンルームの隅に置きっぱなし。ク...
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三楽章だけ聴かされて終章を心が求める小寒の夜
平成三十一年一月五日
15
たいして寒くないです。 友人と...
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厳島 役の行者に護られて山傷癒えよ 奥の奥まで
平成三十年十二月三十日
13
奥は山奥の意味ではなく、深いとこ...
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生垣の裸木透ける冷た陽に雀丸まり朝の会合
平成三十年十二月二十一日
13
「冷た陽」は勝手な表現です。 ...
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「出かけよう」車に乗る人増える度バスは遅れる雨の帰宅路
平成三十年十一月二十八日
5
巡回型のバス路線なので、道が混む...
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どしゃぶりの合間にでかけるショッピング降誕祭を模したい街に
平成三十年十一月二十日
13
雪でも降れば、クリスマスプレゼン...
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